給電機能付きポートを搭載した小型スイッチ
APRESIA Systems ApresiaLightFM104GT-PoE

Webカメラや無線LANのアクセスポイント、IP電話などを電源の確保が難しい場所に設置する際に便利なのが、LANケーブルを通じて給電するPoE(Power over Ethernet)機能に対応したスイッチだ。また、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)が注目されているが、給電スイッチであれば、カメラのほかにも、各種のセンサーなどを電源レスで接続することができ、さまざまなサービスを生み出すことが可能になる。

電源コンセントの位置を気にせずに、自由にネットワークを構築できる
あえてポート数を減らし、価格を抑えながら必要なパフォーマンスを実現したイーサネット・インテリジェント・スイッチ
写真拡大

APRESIA Systemsの『ApresiaLightFM104GT-PoE』は、IEEE802.3afに準拠したLANケーブルによる給電が可能なイーサネットスイッチだ。
電源供給を行えるのは4つの10BASE-T/100BASE-Tポートで、PoEによる最大給電電力は61.6Wだ。Webカメラや無線LANのアクセスポイント、IP電話、入退室センサーなどを電源の確保を気にすることなく設置することが可能だ。

本体サイズは幅210mm、奥行き259.7mm、高さ44mm、質量1.9kg以下とコンパクトで縦置きも可能なので、デスク脇などの狭い場所でも設置ができる。また、19インチラックへのマウントや、2台連結でのマウントなど、急な増設にも効率的なスペース活用が可能だ。さらに、50℃までの耐熱設計なので、オフィスや店舗のような空調が整っていない環境でも安定した動作が期待できる。

技術支援や代替機の提供など、5年間の無償保証付きで運用も安心

『ApresiaLightFM104GT-PoE』には、ネットワーク管理者の運用負担を減らすための多彩な機能が搭載されている。
各種設定は「Webユーザーインターフェイス」により簡単に行え、標準でループ防止機能が搭載されている。
また、管理機能として、SNMP v1/v2c/v3をはじめ、VLAN、QoS、ネットワーク認証、ストームコントロールなど各種ネットワーク機能に対応しているので、様々な環境や条件に適応可能だ。
さらに、同製品には5年間の無償保証が付属している。トラブルが起こった際には専用サイトから問い合わせることで、原因の切り分けなどの技術支援サービスを利用することができ、万一の故障の際には代替機の提供サービスも利用できる。

無線LANのアクセスポイントの増設や監視カメラの設置など、小規模なネットワークの構築を計画しているユーザーにぜひ提案していただきたい。

主な仕様
型番 ApresiaLightFM104GT-PoE
ポート構成 10BASE-T/100BASE-TX(IEEE802.3af準拠):4ポート
1000BASE-X:2コンボ(SFP)
PoE給電電力:61.6W
10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T:2コンボ
消費電力(AC100V 時) 最大77W/平均66W
寸法(W×D×H) 210×259.7×44mm
概算質量 1.9kg以下

→カテゴリ一覧に戻る