最大20台のiPadを同時に充電・同期可能なUSBハブ
サンワサプライ USB-HCS10

iPadは、ビジネスの現場でも見慣れたツールの一つになっている。しかし、導入が進めば、ほかのIT機器と同様に、システマチックに管理・運用していく必要が生じる。効率的な管理・運用を実現するためのツールとして提案していただきたいのが、充電と同期が可能なUSBハブだ。複数台のiPadを一度に同期することができれば、管理者の作業量を大幅に削減することが可能だ。また、同期漏れといった単純なミスを防ぐ効果も期待できる。

iPadの複数台充電・同期を可能に。サーバーラックにも搭載できる
複数のiPadを一度に同期・充電できる10ポートハブ。ディジーチェーンの活用で、最大20台まで対応。
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サンワサプライの『USB-HCS10』は、iPadを充電・同期できるUSBポート10ポート搭載したUSBハブで、ディジーチェーンを使えば、最大20台のiPadの接続が可能だ。ダウンストリーム側のUSBポートはUSB2.0の「HI-SPEED」(480Mbps)、USB1.1の高速(12Mbps)、低速(1.5Mbps)の各モードに対応している。1ポートあたりの最大出力は2.4Aで、本体の電源はACアダプターによるセルフパワーで供給される。バスパワーには対応していないので、注意が必要だ。

本体のサイズは幅268mm、奥行き102mm、高さ40mmなので、設置や収納で悩むことはないだろう。同製品にはL字金具と固定用のネジが付属しているので、キャビネットやサーバーラックに固定して使用することも可能になっている。iPadの収納場所に同製品を固定しておけば、管理の手間の軽減にもつながる。

「Apple Configurator」で効率的なiPadの管理が可能

『USB-HCS10』を介して同期を行う際、Windowsの場合には「iTunes」、iOSの場合は、「iTunes」または「Apple Configurator」を使用する。「Apple Configurator」は、iPadを管理できるアプリで、無償で提供されている。例えば、複数のユーザーが同じiPadを使用する学校などでは、授業の終了後はすみやかにiPadを元の状態に戻しておきたい。あるいは、次の授業のために新しいデータをiPadに保存したいというケースも考えられる。そのような際には、『USB-HCS10』と「Apple Configurator」を利用することで、作業を効率化でき、より多くの時間を授業の準備などに充てることができるようになる。同製品の導入による、iPadの管理の効率化を提案していただきたい。

主な仕様
型番 USB-HCS10
対応機種 Windows搭載(DOS/V)パソコン、NEC PC98-NXシリーズ、Apple Macシリーズ
対応OS Windows 8.1・8(64bit/32bit)・7(64bit/32bit)・Vista・XP(SP1以降)・2000(SP3以降)・Me・98SE
MAC OS(8.6/9)・MAC OS X(10.4以降)
インターフェイス規格 USB仕様 Ver.2.0準処(USB Ver.1.1上位交換)
コネクター USB A コネクター メス×10(ダウンストリーム)
USB B コネクター メス×1(アップストリーム)
USB A コネクター メス×1(カスケート)
電源 セルフパワー
供給電力 各ポート最大2.4A
外形寸法(W×D×H) 268×102×40mm
重量 992g±5g

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