コンテックのアクセスポイント『ZCA1200』『ZCA1300』、無線LANコントローラー『ZCCTL100』は、同社の教育機関向け無線LANソリューション『FLEXLAN　ZC』シリーズにラインアップされた無線LAN製品だ。

『ZCA1200』は、IEEE802.1x認証（EAP-TLS,PEAP）に対応したデュアルアクセスポイントで、ネットワークへの接続にはユーザーIDとパスワードが必要になる。ビジネス向けに普及している認証規格なので、教育分野でもセキュアな無線LAN環境を構築できる。同製品はLANケーブルで給電するPoEにも対応しているので、電源確保を気にすることなくアクセスポイントの設置が可能だ。

もう一つの『ZCA1300』は、屋外での設置が可能なスマートアクセスポイントだ。防塵・防水規格はIP67に準拠している。また、電波の向きを自動調整して集中的に送信する「ビームフォーミング機能」を搭載することで、屋外で移動するユーザーにも快適な通信環境を実現している。11n/a(5GHz帯)と11n/b/g(2.4GHz帯)の同時接続にも対応し、通信距離は最大200mと校内の広いエリアをカバーしてくれる。

『ZCCTL100』は、最大で64台のアクセスポイントを統合管理できる無線LANコントローラーだ。ファームウェアや各種設定の一括更新や、チャネル、電波強度の自動設定などにも対応している。各アクセスポイントの状況は、職員室やサーバールームの端末、モバイル端末でも確認できるので、管理者の負担増を抑えることができる。また、教員と児童生徒がアクセスできるサーバーの共有化や分離が行えるようになるので、セキュリティの強化も実現できる。

同製品の導入にあたっては、導入のサポートサービスが用意されている。電波状況の実地検証、必要なアクセスポイント数の見積り、導入環境の確認などの導入サポートを無料で利用できる。
『FLEXLAN　ZC』シリーズによる、管理者の負担を抑えた教育分野での無線LAN環境の導入・運用を提案していただきたい。