写真は『AT-TQ3400』。スタンドアロンでの動作、統合型無線LANコントローラーによる集中管理に対応。高機能とあわせて、スマートなデザインを実現。

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『AT-TQ3400』と『AT-TQ3200』は、IEEE802.11a/b/g/nに対応する無線LANアクセスポイントだ。従来機『AT-TQ2450』からデザインを刷新し、スマートなフォルムを実現した。『AT-TQ3400』は2.4GHz帯と5GHz帯を同時に利用でき、『AT-TQ3200』はいずれかを利用できる。大きな特長は、2空間ストリーム対応のIEEE802.11nによる高速通信。2ストリームMIMOやチャンネルボンディングといった最新技術により、IEEE802.11a/g規格と比較して、理論値で約6倍の高速な通信が可能となっている。

独自の統合無線LANコントローラー「UWC」により、集中管理ができる点もメリット。アクセスポイントの設置や運用の工数を削減できるうえ、UWCの電波管理機能により安定した無線LAN環境を構築可能だ。APクラスター機能により、複数のアクセスポイントで設定情報やチャンネルの自動管理ができることもあり、管理コストの削減にも貢献してくれる。

PoE対応により配線しやすいなど、システム設計の自由度の高さも特長の1つ。WDS機能により、無線経由で複数のアクセスポイントを連携可能。これにより、ケーブル工事なしで、無線LAN電波を行き渡らせることが可能だ。また、1台のアクセスポイントを仮想的に複数台として動作させるバーチャルアクセスポイント（VAP）も搭載。VAPごとにSSIDとセキュリティを設定できるため、複数の無線LAN環境を構築することが可能だ。

『AT-TQ3400』では、屋内利用のみのW52・W53チャンネル帯（チャンネル数8）に加え、屋内外利用が可能なW56チャンネル帯（チャンネル数11）にも対応している。同製品は屋内用APのため注意が必要だが、電波干渉の少ない5GHz帯で、ネットワークを柔軟に設計できる。
『AT-TQ3400』、『AT-TQ3200』は、上位機種の『AT-TQ4000』シリーズよりも安価に、高度なシステムを構築できる製品だ。設計例まで含めて、お客様にご提案いただきたい。