PCやプリンターに留まらず、Webカメラや各種携帯端末など、ネットワークを構成する機器は多岐にわたり、規模が拡大するとともに、管理・運用は煩雑なものとなっていく。これを解消できるインテリジェントスイッチが、ヤマハの『SWX2300』シリーズだ。独自のWeb GUI「LANマップLight」により、ネットワーク構成や接続機器の状況を可視化できるため、ネットワーク管理者の負担を大幅に軽減してくれる。
ヤマハの『SWX2300』シリーズは、業界標準クラスの機能と性能を備えたインテリジェントL2スイッチだ。搭載LANポート数が、8、16、24と異なる3モデルがラインアップされており、さらにそれぞれ1, 2, 4ポートのSFPポートを搭載している。ネットワークの冗長性を確保する機能を多数備えており、高い耐障害性を実現している。ネットワークの上位層においては、障害対策となるリンクアグリゲーションとスパニングツリー機能を搭載。前者により高速通信と負荷の分散、後者によりループ・障害対策を実現している。また、下位層では独自検出フレームによるループ対策が可能だ。
本体は3モデル全てファンレス設計がなされており、動作音はせず、会議室などの静音性を求められる環境でも設置可能。さらに動作周囲温度は50度まで対応しており、周辺機器の発熱により高温になりやすい環境にも対応。5年間の無償保証も標準で付属するため、長期間に渡って安心して運用できる。
『SWX2300』シリーズは業界標準のCLIに対応しており、スタンダードなコマンド体系で設定することが可能。このため、他社製品から移行しやすく、ネットワーク管理者の導入および運用管理の負担を大幅に軽減できる。これに加えて、独自のWeb GUI「LANマップLight」を利用可能。ネットワーク構成と接続機器が、グラフィカルにわかりやすく表示されるため、管理しやすくなっている。『SWX2300』シリーズの配下に同社製のスイッチを接続すれば、端末まで含めた構成や各機器の情報に至るまで、集中管理することも可能だ。
大規模なネットワークを運用するお客様のために、ヤマハの同製品をぜひお役立ていただきたい。
型番 | SWX2300-8G(8ポート) SWX2300-16G(16ポート) SWX2300-24G(24ポート) |
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SFPスロット数 | SWX2300-8G:1 SWX2300-16G:2 SWX2300-24G:4 |
コンソールポート | 1ポート(RJ-45) |
スイッチング容量 | SWX2300-8G:18Gbit/s SWX2300-16G:36Gbit/s SWX2300-24G:56Gbit/s |
転送能力 | SWX2300-8G:14Mpps SWX2300-16G:27Mpps SWX2300-24G:43Mpps |
最大VLAN数 | 256(VLAN ID 1〜4,094) (※1) |
最大実効伝送速度(Gbit/s) | SWX2300-8G:9.0 (※2) SWX2300-16G:18.0 (※2) SWX2300-24G:28.0 (※2) |
サポート機能 | QoS、ストーム制御、HOLブロッキング防止、プライベートVLAN、ループ検出、IGMPスヌーピング、ACL、SNMPエージェント、リンクアグリゲーション(IEEE 802.3ad LACP/スタティック設定)、スパニングツリー(STP (※3) 、RSTP (※3) 、MSTP)、ポートミラーリング、ポートシャットダウン、リンクスピードダウンシフト、パケットカウンタ、省電力モード、DHCPクライアント、ログ、TFTP/HTTPによるファームウェアのダウンロード |
外形寸法 (W×D×H・突起物を除く) | SWX2300‒8G:220×236×42mm SWX2300‒16G:330×200×44mm SWX2300‒24G:445×200×44mm |
質量(付属品含まず) | SWX2300-8G:1.6kg SWX2300-16G:1.9kg SWX2300-24G:2.4kg |
※1 VLAN ID 1はデフォルトVLAN IDです。
※2 「エネルギーの使用の合理化に関する法律」に基づくスイッチのエネルギー消費効率測定時の伝送速度です。
※3 STPおよびRSTPは、MSTPの下位互換により対応します。