写真は『WAB-S1167P』。壁に埋め込むタイプなので、室内の雰囲気を重視したいホテルやカフェなどに設置しても室内景観を損なう心配もない。

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エレコムの『WAB-S1167P』と『WAB-S300P』は、それぞれIEEE802.11ac/n/a/g/b対応で最大867Mbps、IEEE802.11n/g/b対応で最大300Mbpsの情報コンセント型の無線LANアクセスポイントだ。壁に埋め込むタイプなので、室内の雰囲気を重視したいホテルやカフェなどに設置しても室内景観を損なわず、盗難や破壊防止の効果も期待できる。

同製品はPoE受電に対応しており、設置の際も電源の追設工事の必要が無い。新たに電源を確保するための工事費用を抑えることができるので、客室数の多いホテルなどで導入する際には、大きなコスト削減効果を見込める。また、100Base-TXに対応したLANポートも搭載されているので、有線LANサービスを提供することも可能。フェースプレートは有線LAN用と無線LANのみ用の2つが標準で装備されているので、設置時にフェースプレートを選択するだけで、提供するサービスを変えることができる。客室では有線LANと無線LAN、ロビーでは無線LANのみといった使い分けが1つのモデルで可能だ。

同製品は1台のアクセスポイントで複数のSSIDを管理できる「マルチSSID機能」に対応している。SSIDごとに認証と暗号方式を選択できるので、用途に合わせたセキュリティ設定が可能だ。また、オフィスやカフェなど、ユーザーが不在の時間帯が存在する場所で使用する際には、「節電スケジュール機能」を活用したい。一度設定すれば、自動的に無線や電源のオン・オフを行ってくれるので、手間をかけずに省エネルギーを実現できる。

さらに、今後は複数のアクセスポイントをまとめて管理できる有償の管理ツール「WAB-MAT」にも対応予定だ。最大で2,000台を一括管理できるので、多数の客室を持つ宿泊施設などへの導入の際には、同製品とあわせて提案していただきたい。