快適なネットワーク環境はビジネスインフラでもあり、サービスの基本にもなっている。その一方で、拡張し、複雑化したネットワークは管理者の負担を増加させる。そこで活用したいのが、管理機能が充実したスイッチだ。ループ構造を自動検知するループガード機能など、単純だが起こりやすいトラブルなら自動で対応してくれる機器を選定したい。また、各種設定の変更なども一括で管理できれば、管理者の負担を大きく減らすことができるだろう。
アライドテレシスの『AT-x230-18GT』は、レイヤー2plusのギガビット・インテリジェント・スイッチだ。10/100/1000BASE-Tポートを16ポートとSFPスロットを2スロット備えており、SFPスロットは別売りのSFPモジュールを追加することで、ギガビット光ポートを実装することもできる。
特長の一つは、充実のセキュリティ機能だ。データやパスワードといった通信内容を暗号化し、安全なリモートアクセス環境を実現するSSH(Secure Shell)を搭載。クライアントとサーバーの正常な接続を監視してくれるため、インターネットを経由したアクセスでも安心して利用できる。セキュリティはそのほかにもポートセキュリティ、DHCPスヌーピング、SNMPv3などを搭載。さらに認証機能も豊富で、IEEE802.1X認証/Web認証/MACアドレスベース認証の混在環境でもネットワーク構築が可能なTri-Auth機能や、マルチダイナミックVLAN機能、2ステップ認証などさまざまな認証機能をサポートしている。
『AT-x230-18GT』は、接続ミスなどにより発生するループ構造を自動で検出し、設定した動作を自動実行するループガード機能が搭載されている。LEDの点滅により当該ポートを示してくれるため、障害箇所の特定を早急に行うことができる。また、SDカードトリガー機能を搭載しており、SDカードからのオートブートが可能だ。機器の設定やファームウェアのアップデートがSDカードの装着だけで行えるので、PCを持ち運ぶ必要がないのは管理者にとって嬉しい点だろう。
同社ではお馴染みとなった「Allied Telesis Management Framework(AMF)」にも対応。ネットワーク上のスイッチやルーターを仮想的な1台の機器として統合管理することができる。同製品の導入による、効率的なネットワーク構築と管理の実現を提案していただきたい。
※1 対応SFPモジュール装着時
※2 10/100/1000BASE-Tポートのみ
※3 IEEE802.1w Rapid Spanning Tree包含
※4 IEEE802.1s Multiple Spanning Tree包含
※5 IEEE802.3adと同等
※6 同製品にはコンソールポート接続用ケーブルは同梱されておりません。また、出荷時はIPアドレスが付与されておりませんので、別途、マネージメントケーブルキット「CentreCOM VTKit2plus」またはRS-232ケーブル「CentreCOM VT-Kit2」をご用意ください。
※7 SanDisk社製のSD 2GB、SDHC 32GB について動作確認を行っています。SanDisk社製のSDHCメモリーカードを使用する場合は、お客様の使用環境で事前に検証を行ったうえで導入してください。なお、同社での動作確認にはスピードクラスCLASS4のSDHCメモリーカードを使用していますが、これはCLASS4の転送速度を保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください。
※8 表中では、K=1024
※9 同梱の電源ケーブルはAC100V用です。AC200Vでご使用の場合は、設置業者にご相談ください。