スイッチングハブは社内ネットワークの構築に必要不可欠だが、無作為に設置すると配線の複雑化を招いてしまう。パナソニックESネットワークスの『Switch-S5GP』は、LANポートだけでなく、電源コンセントを搭載。LANと電源のケーブルを一カ所に集約できるため、配線がまとめやすくなる。カスケード接続も可能なので、複数台使えば配線の基盤として利用できる。
『Switch-S5GP』は、10/100/1000BASE-Tポートを5基備えたスイッチングハブ。大きな特長は、電源コンセントを4口搭載し、電源タップとしても機能する点。通常、スイッチングハブと電源タップを併用すると、ケーブルと差込口が混在し、配線の複雑化を招いてしまう。同製品を使用すれば配線を1つにまとめられ、スマートな接続が可能だ。電源は合計1400Wまで対応可能。付属のマグネットによりスチール製デスクへの取り付けが可能なほか、市販の木ネジを使って木製デスク用にも簡単に設置することができる。
全ポートがオートネゴシエーションに対応。自動的に10M、100M、1000Mおよび、全二重と半二重の切り替えを行う。また、ループ障害防止機能を搭載し、ユーザーの誤接続によるネットワークのループ障害を防止してくれる。貸会議室などでの据え置きの機器として導入しても、他の機器に影響を与える恐れもなく安心だ。
同製品は電源タップと同じような感覚で設置することができる。動作温度環境は50度までに対応、ファンレス設計なので動作音も気にならない。コンパクトな筐体なので、オフィスの各デスクへ設置したり、スペースの限られたレジまわりへの設置など、さまざまな場所に導入が検討できる。特に近年のPOSレジは10/100/1000BASE-T対応の製品も多く、ギガ対応の同製品は重宝されるだろう。さらにLEDの搭載により、通信状態を一目で確認することが可能。電源や各ポートのオン/オフや、送受信状況、通信速度の状態を一目で把握することができる。
スマートな配線と設置が可能で、LANと電源を一挙に導入できる『Switch-S5GP』を、ぜひご提案いただきたい。
型番 | Switch-S5GP |
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インターフェイス |
10/100/1000BASE-T:5 オートネゴシエーション機能:○ フローコントロール:○ |
スイッチング |
スイッチング容量:10Gbps パケット転送能力:7.4Mpps MACアドレステーブル:2Kエントリー/ユニット バッファ:128K |
ループ障害防止 | ループ障害防止機能:○ |
定格・環境条件 |
【定格入力電圧】 AC100V 50/60Hz 【消費電力(最小/最大)】 1.3W/2.8W 【動作環境】 温度:0~50℃ 湿度:20~90%RH(結露なきこと) 【保管環境】 温度:-20~70℃ 湿度:5~90%RH(結露なきこと) |
外形寸法(W×D×H) | 201×88×36mm |
質量 | 620g |