セキュリティの要求の高まり、多様化する端末への対応、PCに加え無線アクセスポイントやWebカメラなどの管理など、システム管理者が行うべき業務は増える一方だ。その負担を減らし、より確実に保守・管理を行うために、多彩な機能を備えたインテリジェントスイッチを提案していただきたい。各種設定をWebブラウザーを通じて行えたり、PoEに対応していれば、大規模なネットワークでも効率的に管理できる。
アライドテレシスの『AT-GS950/28PS』は、管理者の負担を減らすための多彩な機能を搭載したスマートPoE+スイッチだ。ポートミラーリング、VLAN、ファームウェアアップデート、設定ファイルアップデートなどの各種作業は、Webブラウザーを介してGUIにより行うことが可能だ。複数のスイッチで構成されているネットワークでも効率的な保守・管理が可能だ。
また、同製品は多様なセキュリティ要件にも幅広く対応する機能が満載だ。VLANは、タグVLAN、ポートベースVLAN、マルチプルVLANに対応しており、ニーズに合わせてセキュアなネットワークを構築することができる。さらに、IEEE802.1X認証機能にも対応し、MD5/TLS/TTLSをサポートしているので、ユーザー認証を行うことも可能だ。
『AT-GS950/28PS』の使い勝手の良さは、PoE/PoE+に対応している点にも現れている。最大30Wが供給可能なポートを4ポート、最大15.4Wが20ポート搭載されているので、無線アクセスポイントやWebカメラ、センサーなど、多彩な機器を電源を用意することなく設置することができる。スイッチ全体の給電容量は185Wまで可能だ。
また、同製品の動作温度は最高で45℃の環境まで対応している。高温環境のためにこれまで設置を見合わせていた場所にも設置可能になる。設置場所の自由度が向上するのは、ネットワーク設計者には嬉しい点だろう。別売りの壁設置ブラケットが用意されている点も、柔軟な設置を実現するうえではチェックしておきたい点だ。
設置の自由度が高く、保守・管理業務の負担を削減を実現できる『AT-GS950/28PS』による、システム管理者の負担削減を提案していただきたい。
型番 | AT-GS950/28PS |
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準拠規格 | IEEE 802.3 10BASE-T, IEEE 802.3u 100BASE-TX, IEEE 802.3z 1000BASE-SX/LX※1, IEEE 802.3ab 1000BASE-T, IEEE 802.3ah 1000BASE-BX10※1, IEEE 802.3x Flow Control, IEEE 802.3af Power over Ethernet, IEEE 802.3at Power over Ethernet+, IEEE 802.3az Energy-Efficient Ethernet, IEEE 802.1Q VLAN Tagging, IEEE 802.1p Class of Service, priority protocol, IEEE 802.1X Port Based Network Access Control, IEEE 802.3ad Link Aggregation(Manual Configuration) |
適合規格 | CE 安全規格:UL60950-1, CSA-C22.2 No.60950-1 EMI規格:VCCI クラスA EU RoHS 指令 |
マネージメント※2 | SNMP:SNMPv1/v2c/v3 SNMP MIB:MIB II(RFC1213) ターミナル:Webブラウザー設定(HTTP/HTTPS)※3 |
通信速度 | 10Mbps/100Mbps/1000Mbps |
ポート | 10/100/1000BASE-T(RJ-45 コネクター):×24 オートネゴシエーション、10M/100M Full/Half 固定設定、MDI/MDI-X 自動認識 SFPスロット:×4 |
スイッチング方式 | ストア&フォワード |
メモリー容量 | パケットバッファー:1MByte フラッシュメモリー:16MByte メインメモリー:128MByte |
MACアドレス登録数 | 16K |
電源部 | 定格入力電圧:AC100-240V 入力電圧範囲:AC90-264V 定格周波数:50/60Hz 定格入力電流:3.5A 最大入力電流(実測値):3.0A 平均消費電力:130W(最大270W) 平均発熱量:480kJ/h(最大970kJ/h) |
質量 | 3.8kg |
外形寸法(W×D×H、突起部含まず) | 440×250×44mm |
※1 対応SFP モジュール装着時
※2 トラップ送信機能は未サポート
※3 本体マネージメントポートへはタグなしポート経由でのみアクセス可能です。
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