10Gアップリンクとハードウェアスタッキングに対応
アライドテレシス AT-GS900MX/MPXシリーズ

複雑化するばかりのネットワークの管理負担を軽減することは、管理コストの削減だけでなく、システム管理者のリソースをより生産的な業務に振り分けることも可能にする。また、扱うデータ量の肥大化は帯域を圧迫し、業務効率を低下させる。そこで提案していただきたいのが、広帯域を確保することが可能で、ネットワーク構成の自由度が高く、ネットワーク統合管理ソリューションに対応したインテリジェントスイッチだ。

10Gアップリンクポートを装備。ハードウェアスタッキングに対応
写真は『AT-GS900MX』シリーズ。アップリンクポートの10ギガビット対応により、広帯域をカバー。高画質IPカメラへの給電、エッジスイッチの集約など、幅広く導入できる。
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アライドテレシスの『AT-GS900MXシリーズ』と『AT-GS900MPXシリーズ』は、ハードウェアスタッキングに対応したL2スイッチだ。いずれのシリーズもSFP+モジュールに対応したスロットを2基搭載しており、10ギガビットイーサネット環境を構築することができる。SFP+スロットはスタックポートとして使用することも可能だ。VCS(バーチャルシャーシスタック)機能によりスイッチを冗長化することで、障害に強いネットワークを構築できる。

また、10/100/1000BASE-Tポートを24〜50ポートまで搭載しているので、どの構築規模でも集約スイッチとして活用しやすい設計になっている。さらに、アップリンクポートが10ギガビットに対応しているので、高画質動画などの広帯域を必要とする場合でも、ストレスのない運用が可能だ。

AMF非対応機器のAMF管理が可能。最大370WまでのPoE対応モデルも用意

同シリーズは、AMF(Allied Telesis Management Framework)に対応しているので、管理業務の効率化が可能だ。AMF非対応機器がある場合でも、同シリーズをハブとして使用することで、一元的な管理が可能になる。設備投資を抑えながら、業務の効率化を実現できる。AMFネットワークをつなげるハブの役割として重宝するモデルといえる。

また、『AT-GS900MPXシリーズ』はPoE/PoE+に対応。IPカメラや無線LANアクセスポイントに給電できるので、個別の電源確保が不要になり、設置の自由度を高めることができる。装置全体の給電電力は最大で370Wで、1ポートあたり最大30Wまで給電できる。クラス3(15.4W)の受電機器であれば、最大で24ポートまでに同時給電が可能だ。施設内に多数のIPカメラを設置する場合や、電源確保が難しい環境へ設置する場合には、ぜひ提案していただきたい。

主な仕様
型番 AT-GS924MX(Non-PoEモデル・26ポート)
AT-GS948MX(Non-PoEモデル・50ポート)
AT-GS924MPX(PoEモデル・24ポート)
AT-GS948MPX(PoEモデル・48ポート)
準拠規格 IEEE 802.3 10BASE-T
IEEE 802.3u 100BASE-TX
IEEE 802.3z 1000BASE-LX/SX※1
IEEE 802.3ab 1000BASE-T
IEEE 802.3ah 1000BASE-BX10※1
IEEE 802.3ae 10GBASE-LR/SR/ER※1
IEEE 802.3x Flow Control
IEEE 802.3af Power over Ethernet※2
IEEE 802.3at Power over Ethernet+※2
IEEE 802.3az Energy-Efficient Ethernet※3
IEEE 802.1D-2004 Spanning Tree, Rapid Spanning Tree※4
IEEE 802.1Q-2005 VLAN Tagging, Multiple Spanning Tree※5
IEEE 802.1X Port Based Network Access Control
IEEE 802.1AB Link Layer Discovery Protocol
IEEE 802.1p Class of Service priority protocol
IEEE 802.1ax-2008 Link Aggregation (static and dynamic)※6
適合規格 CE
安全規格:UL60950-1, CSA-C22.2 No.60950-1
EMI 規格:VCCI クラスA
EU RoHS 指令
通信速度 10Mbps/100Mbps/1000Mbps/10Gbps※1
最大入力電流(実測値) 【AT-GS924MX】
0.7A

【AT-GS948MX】
0.8A

【AT-GS924MPX】
5.9A

【AT-GS948MPX】
6.1A
平均消費電力※7 【AT-GS924MX】
27W(最大34W)

【AT-GS948MX】
53W(最大66W)

【AT-GS924MPX】
250W(最大520W)

【AT-GS948MPX】
260W(最大540W)
PoE 【給電方式】
オルタナティブA

【最大供給電力】
1ポートあたり 30W
装置全体 370W
外形寸法(W×D×H、突起部含まず) 【AT-GS924MX】
340×213×44mm

【AT-GS948MX】
440×308×44mm

【AT-GS924MPX】
440×359×44mm

【AT-GS948MPX】
440×359×44mm
質量 【AT-GS924MX】
2.5kg

【AT-GS948MX】
4.5kg

【AT-GS924MPX】
5.3kg

【AT-GS948MPX】
5.8kg

※1 対応SFP/SFP+モジュール装着時

※2 AT-GS924MPX/AT-GS948MPXのみ

※3 10/100/1000BASE-Tポートのみ

※4 IEEE 802.1w Rapid Spanning Tree包含

※5 IEEE 802.1s Multiple Spanning Tree包含

※6 IEEE 802.3adと同等

※7 AT-SP10TW1× 2 個使用時

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