ネットワーク機器を監視し、自動で復旧する監視機器
グリーンハウス NONフリーズ

無線LANアクセスポイント、IPカメラ、デジタルサイネージなど、さまざまな機器がネットワークに接続されている現在。万一、これらの機器にトラブルが生じて機器が停止した場合には、管理者が復旧する必要がある。しかし、常にすべての機器を目視で確認することは不可能で、即座に復旧することも難しい。停止時間が長引けばIPカメラは本来の役目を果たせず、停止したデジタルサイネージはイメージの低下を招きかねない。

PINGとポート監視によりフリーズを検知。自動的に再起動させ、機器を復旧
ネットワーク機器の稼動を監視し、不具合発生時に自動で再起動・復旧を試行。安心の国内生産で、故障発生率を格段に抑えた設計になっている。
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グリーンハウスの『NONフリーズ』は、ネットワーク機器の動作状況を監視できる専用機器。ネットワーク機器の通信を確認するPING応答と、機器のポートを同時に確認し、プログラムが正常稼動しているかを監視することができる。通常、PINGによる監視では、監視対象の機器に電源が投入され、通信機能が働いていることまでは分かるが、アプリケーションが正常に動作していることまでは判断できない。同製品は、ポート監視を同時に行うことで、サービスの稼動状態を判断することを可能にしている。

万一、トラブルが発生した場合は、監視対象の機器を再起動することで、自動で機器の復旧を行うことができる。これは、ネットワーク機器のトラブルの多くが、再起動により復旧できることから採用された機能だ。不具合発生時、再起動時、復旧完了時にはメールにて知らせてくれるので、再起動後メールが来ない場合のみ対応することで、管理者の負担を大幅に減らすことができる。また、スケジュール機能によって決まった時刻で電源のON/OFFも設定できるので、サイネージなどの日中だけ使用する機器を管理する手間の軽減も可能だ。

デジタルサイネージやIPカメラなど、管理業務の省力化やサービス向上を実現

『NONフリーズ』の活用シーンは幅広い。連続稼動が前提となる監視用のIPカメラシステムにはぜひ導入したい。また、デジタルサイネージやインフォメーションなどに利用すれば、機器のトラブルによる機会損失を抑えることができる。特にプロモーション用途の場合には、表示の不具合がイメージの低下に繋がる恐れもあるので、自動復旧の機能は必須ともいえる。ホテルや集合住宅などの無線LANシステムの監視に利用すれば、サービス品質の向上が期待できる。観光地などのライブ中継カメラを同製品で遠隔監視すれば、管理コストの削減にも繋がるだろう。

同製品同士の相互監視も可能なので、運用環境に合わせた監視システムを提案していただきたい。

主な仕様
製品名 NONフリーズ
電源 AC100V 単相50/60Hz
動作温度 -20℃~+60℃
動作湿度 RH85%以下
消費電力 通信時:約6.5W
アイドル時:約5.5W
AC電源アウトレット数 3
DC電源アウトレット数 2
入力電源電圧 100VAC
最大電力容量 1,200W
外形寸法(W×D×H) 218×192×38mm
重量 約800g

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