無料Wi-Fi「FREESPOT」の環境を構築するための導入キット。公衆無線LANで懸念されるセキュリティ不安にも、メール認証、SNS認証など多くの機能で対応できる。

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バッファローの『FS-R600DHP』は、無料のWi-Fiサービス「FREESPOT」を構築できるゲートウェイだ。スイッチや無線LANアクセスポイントと組み合わせることで、公衆無線LANサービスの提供を実現できる。同製品は総務省の「公衆無線LAN環境整備支援事業」で定められている認証方式を採用しており、助成金交付対象となるネットワーク環境を構築できる。対象となる認証方式は携帯電話の番号を利用したSMS認証と、SNSアカウントを利用した認証方式、メールによる認証方式の3つだが、同製品はSNS認証とメール認証に対応している。

また、取得した利用記録は「FREESPOT協議会」の認証サーバーに保存されるため、利用者は一度の登録で、どのFREESPOTでも利用することが可能だ。利用履歴が残ることで不正利用の抑止にもつながり、ネット犯罪が起きた場合にも協議会側で利用記録の照会をしてくれるため、管理の手間も省ける。

『FS-R600DHP』を利用した公衆無線LANに接続する際には、端末に任意の情報を表示させることが可能だ。観光地の情報や、行政などの告知、サービスや商品、店舗のプロモーションなど、多彩な用途に活用できる。「おもてなし」の基盤となる公衆無線LAN環境の構築は、観光地や商業施設の喫緊の課題だ。また、駅や空港などの交通機関、図書館などの公共施設などはもちろん、商店街などでも公衆無線LAN環境のニーズが高まっている。同製品であれば、利用者のプライバシーを保護したり、有害サイトへのアクセスを制限したり、スパムメールの防止など、多彩なセキュリティ機能が用意されているので、安全な通信環境を提供することが可能だ。

同製品と補助金を活用して、施設や地域の付加価値を高める公衆無線LANネットワークの構築を提案していただきたい。