電波障害回避機能で安定したWi-Fi接続を実現
バッファロー WAPM-1266R

無線LAN環境の構築においては、通信速度はもとより通信が途切れない安定性も重要となる。そのうえで弊害となるのが、レーダー波や他機器による干渉波だ。この問題をクリアできる無線LANアクセスポイントが、バッファローの『WAPM-1266R』だ。航空・気象レーダー波を検知した際に、瞬時にチャンネルを自動で切り替え、通信を継続してくれる。周囲の電波や干渉波を感知して、自動で最適なチャンネルを選択する機能もあり、設置環境を選ばず安定して運用できる。

2種類の電波干渉回避機能で、常に安定した通信を実現
PoE給電に対応した法人向け無線LANアクセスポイント。2種類の電波干渉回避機能を備え、安定した通信ができるチャンネルへ自動切り替えできる。
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『WAPM-1266R』は法人向けの無線LANアクセスポイント。高速な5GHz帯のIEEE802.11acと、長距離でも電波が弱まりにくい2.4GHz帯の11n/g/bに両対応し、設置環境や用途、端末に応じて使い分けられる。256台の端末を同時に接続し、多数の端末を安定して接続可能だ。

DFS障害回避機能が大きな特長。5GHz帯製品は、気象・航空レーダー波を検知した際に作動する「DFS(Dynamic Frequency Selection)」機能の搭載が義務づけられている。干渉波を検知すると自動でチャンネルを切り替える仕組みで、一般的な製品では移動先のチャンネルがレーダー波と干渉しないか監視するため、約60秒間通信が切断されるが、『WAPM-1266R』の場合は同機能により瞬時に切り替え、通信を継続する。さらに干渉波自動回避機能で、無線カメラやコードレス電話機、工業機械といった機器による電波干渉までも回避可能。必要なときのみ干渉のないチャンネルへ動的に変更し、安定した通信を実現する。

電波やチャンネルの状況を、可視化して一括管理

別売りオプションの管理ソフト「WLS-ADT」を使用することで、電波環境を可視化することも可能。全チャンネルの電波使用率や干渉源の有無、チャンネルマップを表示し、チャンネルの総合評価を算出しておすすめのチャンネルを提示してくれる。導入前の事前確認にも有用だ。また、使用チャンネルの状態や接続端末台数の推移も確認できるため、運用管理にも便利だ。さらに、予期せぬ通信遮断といったトラブルの際には、状態をあとから確認できるスナップショット機能も搭載。トラブルの原因特定に役立てられる。

複数のアクセスポイントを管理し、導入字の設定や電波調整などを一括で処理することも可能。安定した通信環境を容易に管理できる『WAPM-1266R』を、ぜひおすすめいただきたい。

主な仕様
型番 WAPM-1266R
対応OS Windows 10/8.1/7(64/32bit)
無線LANインターフェイス部 【インターフェイス】
2.4GHzおよび5GHz同時通信

【準拠規格】
IEEE802.11ac/IEEE802.11n/IEEE802.11a/IEEE802.11g/IEEE802.11b

【伝送方式】
直接拡散型スペクトラム拡散(DS-SS方式)、直交波周波数分割多重変調(OFDM方式)、単信(半二重)

【周波数範囲(チャンネル)】
IEEE802.11a:5.18~5.7GHz(36/40/44/48/52/56/60/64/100/104/108/112/116/120/124/128/132/136/140ch )
IEEE802.11g/IEEE802.11b:2.4GHz(1~13ch)

【データ転送速度(理論値)】
最大866Mbps(IEEE802.11ac)、最大400Mbps(IEEE802.11n)、最大54Mbps(IEEE802.11a、IEEE802.11g)、最大11Mbps(IEEE802.11b)

【セキュリティ】
WPA2-PSK(AES)、WPA2-EAP(AES)、WPA/WPA2 mixed PSK(AES/TKIP)、WPA/WPA2 mixed EAP(AES/TKIP)、WEP(128/64bit)、Any接続拒否、プライバシーセパレーター

【アクセス方式】
インフラストラクチャモード、WDSモード

【アンテナ】
外部(External)、送受信(Tx/Rx):2本、レーダー波監視用アンテナ×1(内蔵)

【リピーター機能(WDS)】
対応(最大6台)※1
有線LANインターフェイス部 【準拠規格】
IEEE802.3ab(1000BASE-T)、IEEE802.3u(100BASE-TX)、IEEE802.3(10BASE-T)、IEEE802.3x Flow Control、IEEE802.1Q VLAN tagging

【伝送方式】
1000BASE-T(8B1Q4/4D-PAM5)、100BASE-TX(4B5B/MLT-3)、10BASE-T(マンチェスターコーディング)

【アクセス方式】
CSMA/CD

【データ転送速度(規格値】
10/100/1000Mbps(オートセンス)

【スイッチングデータ転送方式】
ストア&フォワード

【アドレステーブル】
MACアドレス 4,096アドレス(自動学習方式)

【転送距離】
100m

【端子数】
2(AUTOMDIX対応)※2

【端子形状】
RJ-45型8極コネクター
電源 AC100~240V 50/60Hz(ACアダプター使用時)
最大消費電力 18W
外形寸法(W×D×H)※3 175×45×200mm
質量 約800g

※1 WDS認証方式は新定義方式です。異なるWDS認証方式とは接続できません。詳しくは メーカーサイトをご覧ください。

※2 PoE受電対応はLAN1端子

※3 本体のみ(アンテナ・突起部除く)

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