写真は『AT-DMC1000/LC』。イーサネットを光通信に変換するためのギガビットファイバーメディアコンバーター。LEDライトの点滅によって、通信状態をモニターできる。

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『CentreCOM DMC1000』シリーズは、1000BASE-Tと光ファイバーケーブルを変換・接続できるギガビットファイバーメディアコンバーターだ。対応する光コネクターがSC/ST/LCと異なるモデルがラインアップされている。2台を対にして使用することで、1000Mbpsイーサネットシステムの接続距離を最長550mまで延長可能。例えば事務所と工場の間を接続するなど、離れた拠点間でのネットワーク構築に利用できる。

光ファイバーケーブルは2心マルチモードに対応しており、送受信を同時に実行。ケーブルはコネクターへ直収することが可能となっている。さらに筐体が超小型・軽量設計で、オプションの19インチラックマウントキットや壁設置ブラケット、マグネットなどを使用すれば、壁面設置も容易だ。場所を選ばず設置できるため、情報漏えい対策のために光ファイバーを直接デスクまわりまで引き込む、FTTD（Fiber to the Desk）などの用途にも適している。

通信管理機能としては、スマートミッシングリンク（SML）を搭載。片方のコンバーターで100／1000BASE-Tポートのリンクが切断された場合、対向接続されたもう一方のポートのリンクも自動的に切断される。また、光ポートのリンクが切断された場合は、両方の100／1000BASE-Tポートのリンクを自動的に切断する。各ポートとSMLの状態はLEDでモニターでき、100／1000BASE-Tポートや光ポートのリンク障害を検出した際には点滅でいち早く確認することが可能だ。

そのほか、環境面にも配慮して設計されており、平均消費電力は2W程度、平均発熱量は6〜8kJ/h程度。CO2排出量の削減を実現するとともに、運用面の総保有コストも軽減する。データセンターなどの同一拠点で複数台を設置する場合には特に効果的なので、多様な面からお客様にご提案いただきたい。