パナソニックESネットワークスの『MS』シリーズは、豊富な認証機能に対応したL2スイッチングハブだ。10／100／1000BASE-Tポートが10ポート、18ポート、26ポートの3モデルがラインアップされている。SFP拡張スロットはいずれのモデルも2ポートだ。コンパクトな筐体とファンレス設計により、オフィスのデスクサイドにも設置できる性能を実現している。

同製品は、MACアドレス認証、WEB認証、IEEE802.1Xユーザー認証に対応しているので、用途や接続する機器に合わせた認証方法を選択することが可能だ。また、ポート単位で複数の認証が可能な「トリプル認証」にも対応している。多彩な端末やOSが混在する環境でも、確実な認証が行える。さらに、ユーザー認証と端末認証を段階的に行う「ステップ認証」を利用すれば、より高いセキュリティを実現できる。端末認証だけでは不正ユーザーのアクセスを防ぐことは難しいが、ユーザー認証も段階的に行えば、不正アクセスのリスクを大きく低減できる。

『MS』シリーズには多彩なマネージメント機能が搭載されており、ネットワーク技術者やエンドユーザーの管理業務の負担を低減してくれる。ネットワーク設定は、CLI（Command Line Interface）とWeb画面からの設定の両方に対応している。ネットワーク技術者は使い慣れたCLIで、不慣れなユーザーでも日本語表記のWeb画面から各種設定をストレスなく行える。また、スパニングツリー機能やリンクアグリゲーション機能を搭載しているので、冗長化構成を容易に実現できる。ネットワークの耐障害性を高めることができるので、トラブル時の業務への影響を抑えることが可能だ。

コンパクト・静音で設置しやすい同製品の導入による、快適でセキュアなネットワークの構築を提案していただきたい。