非通信時の電力を低減、省エネ運用できるスイッチングハブ
パナソニックESネットワークス Switch-S8E/Switch-S12E

ネットワーク機器は可能な限り目立たないようスマートに設置したいところ。パナソニックESネットワークスのスイッチングハブ『Switch-S8E』と『Switch-S12E』は、デスクサイドへの設置を前提に設計されており、ケーブルを束ねて固定できる工夫も施されている。ファンレス設計で動作音も静か、省電力機能も豊富に備えており、運用しやすい製品だ。

オートネゴシエーションで容易な接続が可能
写真は『Switch-S12E』。ノンインテリジェンスのレイヤー2スイッチ。オプションカラーチップで、視覚的に用途・系統分けが可能。
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『Switch-S8E』と『Switch-S12E』は、小規模ネットワークの構築や追加が容易にできるレイヤー2スイッチングハブ。前者は8基、後者は12基の10/100BASE-TXポートを備えている。全ポートがオートネゴシエーション対応で、10Mと100Mおよび、全二重と半二重を自動で切り替え。ストレートとクロスケーブルの自動判別機能もあり、ケーブルの使い分けが不要になる。また、各ポートをAuto-MDIにするかMDI-Xにするかは、ディップスイッチで設定可能。工場出荷時設定では、1ポートはMDI-X固定、ほか全ポートはMDI固定とされており、誤接続によるループを防止している。

充実した省電力機能が特長の1つだ。IEEE802.3azに対応した省電力型イーサネット(LPI)機能を搭載しており、リンクアップ時にデータ通信がない場合は、自動的に省電力状態に移行して、ポートごとの電力消費を低減してくれる。ECOモードにおいては、通信状態等のLEDを消灯するなど、省エネが徹底されている。

デスクサイドへ手軽に貼り付け、スマートに設置・運用

設計はデスクサイドへの設置を前提としており、マグネットで手軽に貼り付けて運用することが可能。ケーブルを束ねて固定できるよう、ケーブルタイを通す穴を設けるなど、スマートに設置できるよう配慮されている。ACアダプターレスなので、コンセントまわりもすっきりできる。また、ファンレス設計のため機器駆動音もなく、静かな点もメリット。動作環境温度は50度まで対応と、過酷な環境でも使用可能だ。

複数台を使ってネットワーク環境を拡張した際に、システムの系統や用途別に見分けやすいよう、オプションで3色のカラーチップも用意されている。煩雑になりがちなネットワーク機器の管理を支援してくれる。

主な仕様
型番 Switch-S8E(10/100BASE-TX:8ポート)
Switch-S12E(10/100BASE-TX:12ポート)
スイッチング 【Switch-S8E】
スイッチング容量:1.6Gbps
パケット転送能力:1.1Mpps
MACアドレステーブル:1Kエントリー/ユニット
バッファ:96K

【Switch-S12E】
スイッチング容量:2.4Gbps
パケット転送能力:1.7Mpps
MACアドレステーブル:8Kエントリー/ユニット
バッファ:156K
認証 IEEE802.1X:-
WEB認証:-
MAC認証:-
EAPフレーム透過:○
定格入力電圧 AC100V 50/60Hz
消費電力(最小/最大) 【Switch-S8E】
0.5W/1.5W

【Switch-S12E】
0.6W/1.8W
動作環境 温度:0~50℃
湿度:20~90%RH(結露なきこと)
保管環境 温度:-20~70℃
湿度:5~90%RH(結露なきこと)
外形寸法(W×D×H) 【Switch-S8E】
220×69×31mm

【Switch-S12E】
270×69×31mm
質量 【Switch-S8E】
460g

【Switch-S12E】
520g


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