省電力かつ省スペース、設置場所を選ばないスイッチ
アライドテレシス AT-FS710/24

ネットワーク機能を選ぶ際は、基本性能はもちろん、設置のしやすさや省電力性も重視したい。アライドテレシスの『AT-FS710/24』ならば、省電力機能を備えるほか、ファンレスで静音、高音環境下へ対応可能と、設置の自由度も万全だ。EAP/BPDU透過機能をサポートするため、スパニングツリー構成を拡張できるといったメリットもある。

接続を補助する機能も豊富で、運用も容易
同社の従来製品同様、外部/内部電源、ポート数や位置など同じラインナップでシリーズ展開され、お客様のニーズに合わせて選べる
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『AT-FS710/24』は、10BASE-T/100BASE-TXポートを24基備えるファーストイーサネット・スイッチだ。筐体がコンパクトなうえに内部電源型で、スマートに設置できる点が特長のひとつ。サイズは幅305mm、奥行き180mm、高さ44mm。動作時、温度は0〜50度、湿度は5〜90%(結露なしが前提)まで対応するため、高温多湿などの過酷な環境での設置にも対応する。また、ファンレス設計で動作音も静かなため、静粛性が求められるオフィスや医療機関等でも有用だ。

オートネゴシエーション機能もあり、運用もしやすい。全ポートが10/100Mbps、Half/Full Duplexの自動認識に対応しているため、通信が最適な状態に設定される。なお、Full Duplex動作時には最大200Mbpsの高速通信が可能だ。MDI/MDI-X自動認識もあり、ストレートケーブルとクロスケーブルの自動判別に対応。結線ミスによるトラブルを防止できる。

また、ジャム信号もしくはPAUSEフレームを使用して、接続機器との間でトラフィックの相互制御を行うフローコントロール機能も搭載。このため、通信中に過度なトラフィックが発生した場合でも、パケットの損失を防いで正常な通信を維持できる。

パケット透過機能で柔軟な構成が可能

EAP/BPDU透過機能もメリットのひとつ。EAPパケットを透過できるため、802.1X認証を利用しているレイヤー2/3スイッチと端末の間に設置できる。また、BPDUの透過により、段数制限から非対象のうえで、スパニングツリー構成を拡張することが可能となっている。

平均消費電力は4.0w、最大で5.3w、平均発熱量は毎時14.0kj。リンクダウン中のポートには自動的に電力消費を抑制する機能もあって、効率良く省エネを進められる。シンプルで扱いやすいスイッチとして、ぜひおすすめいただきたい。

主な仕様
型番 AT-FS710/24E
準拠規格 IEEE 802.3 10BASE-T
IEEE 802.3u 100BASE-TX
IEEE 802.3x Flow Control
適合規格 CE
安全規格:UL60950-1, CSA-C22.2 No.60950-1
EMI 規格 :VCCIクラスA
EU RoHS指令
ポート 10BASE-T/100BASE-TX(RJ-45コネクター) ×24
オートネゴシエーション, MDI/MDI-X 自動認識
通信速度 10Mbps/100Mbps
平均消費電力 4.0W(最大5.3W)
外形寸法(W×D×H) 305×180×44mm(突起部含まず)
質量 1.6kg


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