PoE受電機器を多数収容できるスマートL2スイッチ
ヤマハ SWX2210P-28G

オフィスや教室におけるワイヤレスの推進やIPカメラの普及に伴い、大容量のPoEスイッチの需要が高まる昨今。この流れを受けて、ヤマハはPoE対応スイッチのラインアップを拡充し、『SWX2210P-28G』を発売した。ポート数が28基と多く、給電容量も1ポートあたり最大30W、ポート全体で同時に各15.4Wとキャパシティが高いため、多数の機器を接続し大規模なワイヤレス環境を運用できる。

充実の管理機能でPoE受電機を遠隔操作
スマートL2スイッチ「SWX2210シリーズ」をベースに機能を強化。他にも『SWX2210P-10G』、『SWX2210P-18G』がラインアップされている
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『SWX2210P-28G』は、28ポートを搭載したL2スイッチだ。その全てがIEEE802.3at準拠のPoEに対応しており、LANケーブル1本でIPカメラや無線LANアクセスポイントへスマートに給電できる。給電容量は1ポートあたり最大30Wで、ポート全体でも各ポート同時に各15.4W。多数のPoE受電機器を無理なく収容できる。

管理機能も充実しており、PoEの給電状況はネット経由で確認可能。また、ポート単位でPoEのオン/オフを操作することで、受電機の再起動もできる。また、Web GUIによる機器単体でのPoE制御をはじめ、ヤマハルーターなどのL2MSマスターと組み合わせることで、遠隔地からの監視・制御も可能だ。

さらに、ヤマハルーターのLuaスクリプト機能や、監視・制御ソフトの「Yamaha LAN Monitor」を導入すれば、無線LANアクセスポイントやIPカメラ等の死活監視にも対応し、自動でPoE受電機器を再起動することも可能となっている。同社ホームページからダウンロードでき、無料で使用できるので、ぜひ活用したい。

ネットワーク構成をWeb GUIで把握

スイッチ単体での機能も充実。Web GUIから各種設定ができ、スイッチのリソースやログ情報の確認、VLANの設定などを実行できる。さらに、同社の従来製品と同様、ネットワークの可視化機能「LANマップ」から、状態確認や端末管理が可能となっている。

また、TELNETによるCLI設定も可能で、事前に作成しておいたコンフィグをCLI経由で複数のスイッチに反映させるなど、設定作業の効率化も実現する。独自のコンフィグ変換ツールを使用すれば、旧機種からの設定移行も可能なので、リプレースもしやすい。ネットワーク環境の拡張や再整備など、お客様のニーズにあわせてご提案いただきたい。

主な仕様
製品名 SWX2210P-28G
インターフェイス LANポート数:28
オートネゴシエーション
Auto MDI/MDI-X
PoE給電可能ポート 24(ポート1~24, IEEE802.3at 準拠)
給電方式 Alternative A(データ線 1, 2, 3, 6 利用)
最大給電能力(1 ポートあたり) 30W
最大給電能力(装置全体) 370W
最大消費電力(皮相電力)、最大消費電流、発熱量 508W(520VA)、5.2A、1,829kJ/h
外形寸法(W×D×H・突起物を除く) 440×294×44mm
質量(付属品含まず) 4.1kg

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