PoE対応レイヤー3インテリジェント・エッジ・スイッチ
アライドテレシス AT-GS980MX/52PSm

高精細画像や動画の普及、IoTなどに対応するためには、より高速なネットワークが必要になる。そのためには、ネットワークを構成するスイッチなどの機器類を、高速・大容量通信に対応した製品にリプレースしていくことが必要だ。とはいえ、更新コストはなるべく抑えたい。それを実現できるのが、搭載する機能を必要な機能のみに絞り、既存のケーブルをそのまま利用できるインテリジェント・エッジ・スイッチだ。

10ギガアップリンクに対応。最大で370WのPoE給電が可能
同一ポート上でIEEE 802.1X認証/Web認証/MACアドレスベース認証の混在を可能とする「Tri-Auth機能」のほか、さまざまな認証機能に対応。柔軟な認証環境を実現する
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『アライドテレシスの『AT-GS980MX/52PSm』は10ギガアップリンクに対応したPoEマルチギガ対応のレイヤー3インテリジェント・エッジ・スイッチだ。10ギガモジュールに対応するSFP/SFP+が4スロット搭載されているので、上位のディストリビューション、コア・スイッチに対して10ギガアップリンクとして利用できる。

搭載しているポートは、10/100/1000BASE-Tポートが40ポートで、マルチギガ対応の100/1000/2.5G/5GBASE-Tは8ポートだ。これらのポートはIEEE802.3atに準拠したPoEに対応しており、1ポートあたり最大で30W、システム全体では370Wまでの給電が可能だ。アクセスポイントの高速化や、AIカメラの普及などにも柔軟に対応できる。さらに、別売りのライセンスを購入すれば、PoE給電を停止せずに機器の再起動を可能にするNon-stop PoEへの対応も可能だ。

また、マルチギガポートは、従来のUTPカテゴリー5eのケーブルをそのまま使用して、2.5GBASE-Tまたは5GBASE-Tの高速ネットワークを構築できるので、ケーブルのリプレースコストを抑えることができる。

冗長構成や一元管理機能で運用管理の負担軽減を実現

『AT-GS980MX/52PSm』には、ネットワークの運用管理するための多彩な機能が搭載されている。仮想的な一台のスイッチとして運用できるアライドテレシスのVCS(Virtual Chassis Stack)機能でスタック接続すれば冗長性を高めることができ、エッジレイヤーでの機器運用管理コストを削減できる。

また、ネットワーク機器を一元管理できるAMF(Allied Telesis Management Framework)機能に対応しているので、大規模で複雑なネットワークを管理する場合でも、運用管理の省力化、効率化を実現できる。

主な仕様
型番 AT-GS980MX/52PSm
準拠規格 IEEE 802.3 10BASE-T
IEEE 802.3u 100BASE-TX
IEEE 802.3z 1000BASE-LX/SX※1
IEEE 802.3ab 1000BASE-T
IEEE 802.3ah 1000BASE-BX10※1
IEEE 802.3ae 10GBASE-ER/LR/SR※1
IEEE 802.3an 10GBASE-T※1
IEEE 802.3x Flow Control
IEEE 802.3az Energy-Efficient Ethernet※2
IEEE 802.1D-2004 Spanning Tree,Rapid Spanning Tree※3
IEEE 802.1Q-2003 GVRP
IEEE 802.1Q-2005 VLAN Tagging,Multiple Spanning Tree※4
IEEE 802.1X Port Based Network Access Control
IEEE 802.1AB Link Layer Discovery Protocol
IEEE 802.1AX-2008 Link Aggregation(static and dynamic)※5
IEEE 802.1p Class of Service,priority protocol
IEEE 802.3bz 2.5GBASE-T/5GBASE-T
IEEE 802.3af Power over Ethernet
IEEE 802.3at Power over Ethernet+
適合規格 CE
安全規格:UL60950-1,CSA-C22.2 No.60950-1
EMI規格:VCCIクラスA
EU RoHS指令
通信速度 10Mbps/100Mbps/1000Mbps/2.5Gbps/5Gbps/10Gbps※1
ポート 10/100/1000BASE-T (RJ-45コネクター)×40(PoE-OUT)
オートネゴシエーション
10M/100M Full/Half固定設定、1000M Full固定設定
MDI/MDI-X自動認識、MDI/MDI-X固定設定

100/1000/2.5G/5GBASE-T(RJ-45コネクター)×8(PoE-OUT)
オートネゴシエーション
1000M/2.5G/5G Full固定設定、100M Full/Half固定設定
MDI/MDI-X自動認識、MDI/MDI-X固定設定

SFP/SFP+スロット×4
RS-232(RJ-45コネクター)×1※6
USBポート(USB 2.0、タイプA(メス))×1※7
平均消費電力 300W(最大590W)※8
外形寸法(W×D×H・突起部含まず) 441×421×44mm
質量 6.1kg

※1 対応SFP/SFP+モジュール装着時

※2 10/100/1000BASE-T(PoE)ポート・100/1000/2.5G/5GBASE-T(PoE)ポートのみ

※3 IEEE 802.1w Rapid Spanning Tree包含

※4 IEEE 802.1s Multiple Spanning Tree包含

※5 IEEE 802.3adと同等

※6 本製品にはコンソールポート接続用ケーブルは同梱されておりません。また、出荷時はIPアドレスが付与されておりませんので、別途、マネージメントケーブル「AT-VT-Kit3」またはRS-232ケーブル「CentreCOM VT-Kit2」をご用意ください(ATVT-Kit3には、別売のUTPケーブルが必要です)。なお、AT-VT-Kit3のUSB使用時の対応OSは、メーカーサイトにてご確認ください。

※7 USB2.0のUSBメモリーをご使用ください。また、ご使用の際には、お客様の使用環境で事前に検証を行ったうえで導入してください。

※8 AT-SP10ZR80/I×4個使用時

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