『WN-DX1167GR』は、IEEE802.11ac規格に対応し、867Mbps（規格値）の高速通信が可能なWi-Fiルーターだ。上下・左右・奥行き360度全方向に電波が放出されるよう最適化されたアンテナを搭載したうえで、基板上の位置や角度など細部に至るまで検証を繰り返し、最適な基板レイアウトを決定した。加えて、最大通信距離を極限まで高める高性能パワーアンプを併用した、同社独自の「360コネクト」技術を搭載しており、同フロア内へはもちろん、上下階へもムラなく電波を飛ばすことが可能となっている。

さらに「独自メッシュ」機能も搭載。これは『WN-DX1167GR』を親機として別途用意したメッシュ子機を2台まで連携し、メッシュネットワークを構築する機能で、これによりネットワークを中継し、通信範囲を広げられる。このとき『WN-DX1167GR』は、親機として機能することも、子機として利用することもできる。オフィス全域に電波を行き渡らせられるだけでなく、電波が弱くなるエリアを補強することも可能だ。

ほかにも、IPv6やMU-MIMOへの対応や、電波の混雑状況を確認し、混雑状況が少ない5GHz帯に自動で誘導するバンドステアリング機能も搭載。機器の構成次第で、オフィス全域で安定した無線通信を実現できるだろう。

ネットワーク設定を補助するソフトも用意。同社のネットワーク機器用の「Magical Finder」では、機器の検索やIPアドレスの設定が可能。PCはもちろん、スマートフォンから遠隔で設定することもできる。

AndroidおよびiOS用の「Wi-Fiミレル」は、Wi-Fi電波の可視化が可能。電波の強さをヒートマップで表示するので、どこにルーターを設置するのが最適なのか、電波を確認しながら設置できる。基本性能が優秀で、快適なネットワークの構築に貢献する製品として、ぜひおすすめいただきたい。