追加するだけで既存ネットワーク機器がPoE対応になるインジェクター
バッファロー BIJ-POE-1P2GH

LANケーブル1本でネットワーク機器に電力とデータを送信できるPoEは、Webカメラや無線LANアクセスポイントなど、設置場所で電源を確保しにくい機器の運用に便利だ。ただ、導入の際にスイッチ等をPoE規格対応品に交換するとなるとコストがネックになるので、既存の環境にカメラ等を少数追加したいといったケースであれば、バッファローの『BIJ-POE-1P2GH』のようなPoEインジェクターが有用だ。PoE非対応のスイッチとPoE対応機器を仲介し、最大30Wの電力を供給できる。

Wi-Fi 6の恩恵で混雑解消や節電も実現
近年多発するトラッキング現象による障害を防ぐ、トラッキング防止加工済3P電源コードを採用、安全性向上に貢献する
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『BIJ-POE-1P2GH』は、PoE対応機器への給電が可能なPoEインジェクター。スイッチ等と受電機器の間に設置することで、データと電力をLANケーブル1本で伝送できる。スイッチやハブがPoE非対応でも末端の機器へ給電できるため、既存のネットワーク環境にPoE対応機器を追加したい場合に、コストを最低限に軽減可能。監視カメラや無線LANアクセスポイントなど、設置場所で電源を確保しにくい機器を、配線工事のコストを抑えつつスマートに導入できる。

本機器自体もACアダプター不要で、シンプルな設置が可能。収納ボックスにも対応しているので、使用できる環境であれば、よりすっきりとまとめられるだろう。また、19インチラックマウントや、デスクサイドへ貼れるマグネットキット、壁面取り付け用金具などオプションも充実しており、多彩な設置が可能。ファンレス設計で動作音も静かゆえ、場所を選ばず設置できる。

IEEE802.3atの高出力給電に対応。アクセスポイントの性能を生かす

PoE規格はIEEE802.3afに加え、最新のIEEE802.3atにも対応。従来よりも高出力で、受電機器が同規格に対応していれば最大30Wの給電が可能だ。このため、高出力給電を必要とするIEEE802.11ac無線アクセスポイントなどの性能を最大限に発揮できる。

電源としても高品質で、電解コンデンサーには高信頼の日本メーカー製を採用。電源コードもトラッキング防止加工済みで、安全性向上に貢献している。こうした高レベルの品質基準の下、標準で3年間保証を実現。しかも、購入から30日以内に保証登録を行うと、最長5年まで延長できる。長期間安定して運用できる点も含め、ぜひお客様にご提案いただきたい。

主な仕様
製品名 BIJ-POE-1P2GH
準拠規格 IEEE802.3 (10BASE-T)
IEEE802.3u (100BASE-TX)
IEEE802.3ab (1000BASE-T)
IEEE802.3bz (2.5GBASE-T)
IEEE802.3af (PoE)
IEEE802.3at (PoE+)
ポート数 10M/100M/1000M/2.5G:1CH(RJ-45コネクター) ※1
適合ケーブル 10BASE-T 4対UTP/STPケーブル カテゴリー3以上
100BASE-TX 4対UTP/STPケーブル カテゴリー5以上
1000BASE-T/2.5GBASE-T 4対UTP/STPケーブル カテゴリー5e以上
DATA+PoEポート 4対UTP/STPケーブル カテゴリー5e以上
伝送距離 100m※2
PoE給電機能 最大供給電力:30W/ポート
電圧:56V
PoE給電方式 AlternativeB
電源電圧 AC100V 50/60Hz
消費電力 最大36W
消費電流 最大1.1A
発熱量 129.6kJ/h
外形寸法(W×D×H) 110×133×41mm
質量(本体のみ) 0.59kg
保証期間 5年間(標準保証3年間、Web上の5年保証登録により2年延長)

※1 1CH(入力(Hub側)/出力(PD側)の2ポート一対)。PoE給電のみでスイッチング機能はありません。別途スイッチングHubが必要となります。

※2 入力側と出力側の合計

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