手の「のせ心地」まで配慮した高機能トラックボール
エレコム M-XT1

PCのポインティングデバイスとしては、マウスが一般化しているが、指でボールを転がしてポインタを操作するトラックボールも根強い人気がある。マウスと比べて場所をとらず、長距離のポインタ移動が容易で、操作に腕全体を使わないため、疲れにくいといったメリットがその理由だ。デメリットとしては、高機能の製品が少なく、ボール部分のメンテナンスが必要といったものがあるが、エレコムの『M-XT1』ならば、その点も問題なく使用できる。

5ボタン仕様でホイールも搭載。少ない負担で多彩な操作がこなせる
ボールは左側面に配置した親指タイプ、人差し指と中指は自然な「のせ心地」で疲れない設計
写真拡大

『M-XT1』は、高機能なトラックボール。有線と無線の2モデルが用意されている。形状は一般的なマウスと似ており、親指がかかる部分に操作用ボールを搭載。手の平を乗せ、親指でボールを、残りの指で各ボタンを押すタイプだ。多くのトラックボールは、ボールと2ボタンだけのシンプルな仕様だが、『M-XT1』は左右のクリックスイッチに加え、ホイールボタンと進む/戻るボタンまで備えた5ボタン仕様。中央のチルトホイールは縦軸だけでなく、左右のスクロールにも対応しているため、広いエクセルシートも容易に閲覧できる。大きな特長は、手の「のせ心地」を追究した設計。操作の際に手の平に接触する6つの骨格と筋肉に着目し、わずかなくぼみやふくらみまで丁寧に設計することで、手の平にしっくりくる使い心地を実現している。また、トラックボールはその構造上、ボールとその隙間に汚れが溜まりやすいデメリットがあるが、ボールは簡単に取り外せるため、メンテナンスも容易だ。

高度な追従性能とスイッチで、スムーズにボタンをクリック

ポインティングデバイスとしての基本性能も高度だ。ボールの動きを検出するセンサーには、高性能の光学式センサーを採用し、抜群のポインタ追従性を実現。薬指を添える部分に搭載された減速スイッチを押している間はポインタの移動が遅くなるため、小さいポイントをクリックする際もスムーズにポインタを合わせられる。これに加え、ホイールスイッチの手前にはポインタの移動速度を2段階に切り替えられるスイッチもあり、使用するアプリや画面解像度に合わせて最適な操作ができる。また、左右のスイッチと減速スイッチには、耐久性とクリック感に定評のあるOMRON社製を採用しており、長期間安定して快適な操作環境を得ることが可能だ。

主な仕様
製品名 M-XT1DRBK(無線)/M-XT1URBK(有線)
コネクタ形状 USB(A)オス
対応機種 USBインターフェイスを装備したWindowsパソコン、Macintosh
対応OS Windows RT8.1、Windows 8.1、Windows 7、Windows Vista、Macintosh OS X 10.9
※各OSの最新バージョンへのアップデートや、サービスパックのインストールが必要になる場合があります。 ※Windows RT8.1では横スクロール機能は使用できません。
定格電圧 M-XT1DRBK:1.5V
M-XT1DUBK:5V
読み取り方式 光学センサー方式
外形寸法(W×D×H) 94.7×124.4×47.9mm
質量 M-XT1DRBK:約128g ※電池を含まず
M-XT1URBK:約154g ※ケーブル含む

→カテゴリ一覧に戻る