PCのシステムドライブをSSDにすると、アクセス速度を高速化し、快適な環境を構築することができる。しかし、既存のシステムをHDDからSSDに置き換えるには、ドライブの換装やOSの移行など、やや難しく手間のかかる作業が必要となってくる。そこで役立つのが、アイ・オー・データ機器の『SSD-3S』シリーズだ。SSD本体のほか、変換ケーブルや環境移行ソフトがセットになっており、初心者でも簡単にSSD環境を構築できる。
アイ・オー・データ機器の『SSD-3S』シリーズは、パソコン内蔵の2.5インチハードディスクと交換できる、換装用のSSDだ。ドライブ本体は、6Gb/s接続に対応した、SATA形式の2.5インチSSD。120GB、240GB、480GBと、容量が異なる3モデルが用意されている。SSDはHDDよりもアクセスが高速で、衝撃や振動にも強い。さらに軽量で動作音も静かで、発熱も少なくバッテリーに負担をかけにくい、とメリットが多い。持ち運ぶことの多いノートPCには最適なストレージといえる。
同社の検証では、システムドライブを『SSD-3S』シリーズに換装することで、Windowsの起動時間は約21.2%も短縮。また、データ転送速度も、ランダムリードで約210倍、ランダムライトは約280倍と、システムを飛躍的に高速化することに成功している。
SSDへ環境を移行する際には、ドライブの換装や、OSやドライバーを含むシステムデータを既存のドライブから移行するといった、やや難解で手間のかかる作業がハードルとなる。『SSD-3S』シリーズの場合は、移行に必要なものを付属することで、この問題を解決できる。作業の手順はまず、付属のSATA⇔USB変換アダプターで、換装先のPCに、ドライブ本体を外付けドライブのように接続。そして付属の環境移行ソフト「HD 革命/CopyDrive Ver.5」をPC側で起動し、画面の指示に従って操作を行う。こうして環境の移行を済ませたら、PCのHDDを取り外し、代わりにSSDを取り付けるだけだ。ドライブとPCの内蔵スペースのサイズが合わない場合でも、付属の変換スペーサーを使用して換装することができる。
SSDはノートPCに限らず、システムドライブに用いることで、環境を飛躍的に向上できる製品だ。既存のPCの速度を低コストで高速化する手段として、『SSD-3S』シリーズをおすすめいただきたい。
型番 | SSD-3S120G(120GB) SSD-3S240G(240GB) SSD-3S480G(480GB) |
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対応機種 | PC:Windowsパソコン ゲーム機:ソニーコンピュータエンタテインメント PlayStation®4、PlayStation®3 ※メーカーが独自に検証したものであり、ソニー様へのお問い合わせはご遠慮ください。 |
対応OS(日本語版のみ) | Windows 10(32・64ビット)/Windows 8.1(32・64ビット)/Windows 8(32・64ビット)/Windows 7(32・64ビット) |
インターフェイス | Serial ATA III |
電源 | PCより電源供給 |
外形寸法(W×D×H) | 69.9×100.0×7.0mm |
本体質量 | 約60g |
保証期間 | 1年保証 |