高いポインター追従性を実現したトラックボール
エレコム M-XT2DRBK/2URBK

タッチパネルで操作するデバイスが増えているが、オフィスでPCを操作する際に使用するのはキーボードとマウスというユーザーはまだまだ大多数だろう。CADやデザインなどはもちろん、プレゼンテーション資料作成やセル数の多い表計算など、さまざまな業務でマウスの使い勝手が生産性と密接に関わっている。そこで、より効率的でユーザーの負担が少ない入力方法として提案していただきたいのが、トラックボールの導入だ。

手のひらの骨格と筋肉を分析。自然な「のせ心地」で疲れない設計
写真は『M-XT2DRBK』。ボールを左側面に配置し、人差し指と中指は自然な「のせ心地」で疲れない設計になっている。
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エレコムのトラックボール「EX-G」シリーズに新たにワイヤレスモデルの『M-XT2DRBK』、有線モデルの『M-XT2URBK』がラインアップされた。接続方法以外の基本スペックは同等で、ユーザーの使い勝手とポインター追従性にこだわった設計が取り入れられている。本体の筐体設計には、手のひらの6つの骨格と筋肉を分析し、わずかな膨らみや窪みまでが考慮されている。

トラックボールは左側面に配置されており、手のひらだけでなく、人差し指と中指の自然な「のせ心地」を実現することで、疲れにくく快適なトラックボールの操作を可能にした。ボールを大径化することでゴミの付着による影響を最小限に抑え、メンテナンス頻度も低減している。ヘビーユーザーには嬉しい配慮だろう。また、トラックボールの支持球には直径が2.5mmの人工ルビーを採用し、操球感を向上させている。さらに、ゲーミンググレードの高性能光学式センサーを搭載し、新型レンズの採用と光学設計による最適化を行うことで、高いポインター追従性を実現している。

減速ボタンや左右スクロールなど、作業効率を向上する7つのボタンを搭載

同製品の特長として、作業効率の向上を実現する7つのボタンを搭載している点にも注目したい。同製品にはトラックボールと左右ボタンに加えて、「進む」「戻る」ボタンが装備されている。Webページの閲覧が多い部門やブラウザーベースの社内システムを多用する業務で威力を発揮するだろう。また、画面の左右スクロールが可能な「チルトホイール」を活用すれば、横長の表でも効率的な作業を実現できる。さらに、ポインターの速度を変更する速度スイッチと減速スイッチが搭載されているので、ユーザーが操作しやすい移動速度を作業に合わせて選択できる。狙った場所にポインターが合わせられないといったイライラに悩まされる心配もないだろう。

従来からのトラックボールユーザーに対するリプレースだけでなく、マウスユーザーへの新規導入もあわせて提案していただきたい。

主な仕様
型番 M-XT2DRBK(ワイヤレスモデル)
M-XT2URBK(有線モデル)
対応OS Windows 10、Windows RT8.1、Windows 8.1、Windows 7、Windows Vista、Macintosh OS X 10.10
※各OSの最新バージョンへのアップデートや、サービスパックのインストールが必要になる場合があります。
※Windows RT8.1では横スクロール機能は使用できません。
対応機種 USBインターフェイスを装備したWindowsパソコン、Macintosh
インターフェイス USB
コネクター形状 USB(A)オス
分解能 750/1500カウント(切り替え可能)
読み取り方式 光学センサー方式
射出光線種類数 不可視波長域
電波到達距離(ワイヤレスモデル) 磁性体(鉄の机など)の上で使用する場合:3m
非磁性体(木の机など)の上で使用する場合:10m
電源 M-XT2DRBK:単3形アルカリ乾電池、単3形マンガン乾電池、単3形ニッケル水素電池のいずれか1本
M-XT2URBK:USBバスパワー
外形寸法(W×D×H・本体のみ) 94.7×124.4×47.9mm
本体質量 M-XT2DRBK:約128g(電池を含まず)
M-XT2URBK:約154g(ケーブル含む)
保証期間 6カ月

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