1つの大画面を複数のオーディエンスが視聴するといった使い方が一般的だが、ここではもう1つの使い方を提案したい。それが、1つの画面に複数の入力機器の情報を表示する方法だ。会議やセキュリティ、広報などさまざまな活用シーンが想定できる。1つの画面に複数のPCの情報を同時に表示させることで、会議や共同作業の効率化が実現できる。また、Webカメラを接続すれば、複数地点を同時に確認することも可能になる。
サンワサプライの『SW-HD41MTV』は、4系統のHDMI入力に対応したHDMI切替器だ。入力インターフェイスにはHDMIが4系統と赤外線信号を受信するIRケーブル接続ポートが用意されている。出力インターフェイスとしては、HDMI出力に加え、IRケーブル接続ポート(送信)が用意されている。さらに、光デジタルオーディオ出力が可能なので、スピーカーに接続することも可能だ。
最大で4つの入力信号は、3つの表示モードで表示させることが可能だ。モード1は、画面を4つに等分して表示するモードだ。モード2も4分割表示だが、1つの大きな画面と3つの小さな画面に分割して表示されるモードだ。また、モード3は、全画面を使用するモードで、画面を切り替えることによって、複数の入力を表示するモードだ。用途に合わせたモードを選択することで、複数入力のメリットを最大限に活かすことができるだろう。
『SW-HD41MTV』の使い勝手にも注目したい。まず、音声出力にも対応している点だ。高性能な外部スピーカーなどに接続して、迫力ある音声を再生することができる。プロモーションや教育分野などで利用する際に役立つだろう。また、リモコン操作に対応している点も活用シーンを広げてくれる。赤外線信号の送受信が可能なので、同製品だけでなく、同製品に接続しているHDMI機器のリモート操作が可能だ。
ビジネスの現場では会議や共同作業の効率化、ウェブカメラと接続することでのセキュリティ用途、学生のPCなどを接続して課題の講評会など、分割表示を活用できるシーンは幅広い。1+3で複数のプロモーション画像を同時に表示させれば、異なるターゲットに漏らすことなくアプローチすることも可能になる。
大画面を分割して活用するソリューションとして『SW-HD41MTV』を提案していただきたい。
型番 | SW-HD41MTV |
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対応機器 | HDMI出力端子を標準搭載している映像機器・家庭用ゲーム機・パソコン |
対応出力機器 | HDMI入力端子を標準搭載しているテレビ・パソコン用ディスプレイ・プロジェクターなど |
対応入力解像度 | 1,920×1,080:60Hz 1,920×1,200:60Hz 1,280×720:60Hz 1,024×768:60Hz 800×600:60Hz 1,080p:24/30/50/60Hz 1,080i:50/60Hz 720p:50/60Hz 576p:50Hz 576i:50Hz 480p:60Hz 480i:60Hz |
対応出力解像度 | 1,080p/1,080i/720p 1,920×1,080 1,024×768 1,360×768 |
インターフェイス | 入力用/HDMI タイプA(19PIN)メス×4 出力用/HDMI タイプA(19PIN)メス×1 音声出力/光デジタル角形(Toslink)×1 IR TX(リモコン用)×4 IR RX(リモコン用)×1 |
消費電力 | 10W |
材質 | スチール |
サイズ(W×D×H・突起部分を除く) | 250×118×32mm |
重量 | 840g |