デスクトップPCにRS-232Cポートを増設できる拡張ボード
アイ・オー・データ機器 『RSA-EXP2』シリーズ

計測器や産業用ディスプレイといった機器は、RS-232Cシリアルインターフェイスを採用しているものが多い。汎用的なPCの場合、RS-232Cポート非搭載の製品が多く、接続するには増設が必要となる。そのニーズに応えるのがアイ・オー・データ機器の『RSA-EXP2』シリーズだ。デスクトップPCのPCI Expressポートに装着することで、RS-232Cポートを増設し、多様な機器の接続を可能とする。

2枚同時接続により、ポート倍増も可能
PCIバス接続、PCI Express接続の2タイプでそれぞれ、 2ポートモデル、4ポートモデルをラインアップ。用途に合わせて選べる
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RS-232CシリアルインターフェイスはUSBの普及に伴って徐々に使われなくなり、現在はレガシーな規格とみなされている。汎用的なPCやマザーボードにはほとんど搭載されることがなくなったが、それでも医療用機器や産業用ディスプレイといった機器に搭載されているケースは多く、一定の需要はある。産業用PCならばRS-232Cポート搭載機を選べる製品もあるが、汎用的なPCを転用したい場合もあるだろう。

アイ・オー・データ機器の『RSA-EXP2』シリーズは、そういったケースで有用な製品だ。これはPCI Expressポートに接続して使う拡張インターフェイスボード。使用したPCに、RS-232Cポートを2ポート増設できる。添付のLowProfileブラケット(金具)を使用すれば、省スペースPCでも使用可能。さらに、2枚を同時に使用して、4ポート増設することもできる。1枚で4ポートを搭載するモデル「RSA-EXP2P4」ならば、最大で8ポートの増設が可能だ。必要に合わせて拡張するといった運用にも向いている。

開発から製造まで一貫した国内生産。品質が高く安心して使える

製造品質の高さにも注目しておきたい。本製品は信頼と高品質、使いやすさを実現するため、開発から製造まで一貫した国内生産を行っている。また、サポート体制も充実しており、センドバック保守サービスの「アイオー・セーフティ・サービス(ISS)」に対応している。

これは対象商品をより長く安心して利用できるよう、保証期間を最長5年間まで延長し、万が一の場合の保守を実施する有償サービス。製品に異常があった場合は故障品を同社へ送付することで、修理および動作確認後に返却される。お客様には、ぜひサポート体制までを含めてご提案いただきたい。

主な仕様
型番 RSA-EXP2P2 RSA-EXP2P4
対応機種 PCI Express×1 以上のスロットを搭載したWindowsパソコン
対応OS(日本語版のみ) Windows 10、Windows 10 IoT Enterprise、Windows 8.1、Windows 7、Windows Server 2008 R2 Standard、Windows Server 2012 Standard、Windows Server 2012 R2 Standard、Windows Server 2016 Standard
コントローラ EXAR社製 XR17V354IB176
FIFOバッファ 256バイト×2(送信、受信)×2ポート 256バイト×2(送信、受信)×4ポート
ケーブル仕様 D-sub 44pin オス - D-sub 9pin オス×2ポート
(約60cm、インチネジ#4-40UNC)
D-sub 44pin オス - D-sub 9pin オス×4ポート
(約60cm、インチネジ#4-40UNC)
ポート数 2ポート 4ポート
インターフェイス仕様 PCI Express 2.0(Gen1) ×1
通信速度 最大921.6kbps
使用IRQ 1
同時接続台数(最大) 2 2
電源電圧 DC 3.3V
消費電流 110mA(Max) 140mA(Max)
基板寸法 約90(W)×69(H)mm ※1
質量 約54g ※2
使用温度範囲 0~55℃
使用湿度範囲 10~90% (結露無きこと)
各種取得規格 VCCI Class B、RoHS指令準拠(10物質)
保証期間 1年保証
添付品 専用ケーブル(約60cm)、交換用LowProfileブラケット(金具)、取扱説明書

※1 スロットカバー部分、突起部を含まず

※2 ケーブル含まず

※ 注意事項に関しましては下記URLをご確認ください。
https://www.iodata.jp/product/interface/rs232c/rsa-exp2/spec.htm



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