原稿の厚みや状態に応じて圧力をかけるアクティブプレス構造を搭載、適切な圧力をかけることでしっかりと原稿を分離し、マルチフィードやスキューの発生を抑制する

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PFUの『fi-800R』は、コンパクトなボディーの受付業務や経理業務に適したスキャナーだ。原稿が通る搬送路を二つもつ「デュアルパス」を採用することで、通常の紙原稿に加えて、パスポートなどの厚みのある原稿も、手間をかけずに読み取ることが可能になった。

「リターンスキャン」では、読み取りが終了した原稿を差込口から排出するので、パスポートや預金通帳、免許証のようなカード類も、キャリアシートに挟んだりする手間をかけることなくスキャンできる。また、通常の紙原稿の読み取りに適した「Uターンスキャン」では、排出された原稿を自動的に揃える「自動スタッキング技術」や、毎分40枚/80面の高速読み取りにより、業務効率を大きく向上させることが可能だ。

さらに本体は幅296mm、奥行105mm、高さ83mmとかなりコンパクトなサイズなので、受付カウンターなどで使用する際にも置き場所に困ることがない。本体質量も2.0kgなので、使用するときだけデスク上に置くといった使い方をしてもユーザーの負担は少ないだろう。

『fi-800R』にはユーザーのひと手間を省いてくれる、多彩な機能が搭載されている。「自動スキュー補正」機能は、傾いた原稿を自動的に補正して読み取る機能だ。傾いた原稿は読み取り結果が傾くだけでなく、紙詰まりなどの原因にもなる。しかし、同製品であれば、スムーズで確実な読み取りが手間をかけずに行える。また、機能が強化されたソフトウェアには「身分証表裏判別」機能、パスポートの情報を抽出する「MRZ認識」機能、原稿のレイアウトを判別して読み取り条件を自動設定する「自動プロファイル選択」機能など、読み取り後に必要な処理を自動化できる多彩な機能が搭載されている。

さらに、画像処理技術の機能強化も行われている。「アドバンスドクリーンアップテクノロジー」により、これまでOCRでの認識が難しかった白抜き文字などに対し認識率の向上を実現している。これらに加え、集中管理機能にも対応しているので、複数台のスキャナーを使用する場合でも効率的な運用管理が可能だ。