会議を360度で録画するカメラ付きレコーダー
キングジム ミーティングレコーダー MR360

議事録を作成する際にボイスレコーダーを利用している人は少なくない。しかし、発言者が増えたり、初対面の人が参加している場合など、音声だけでは誰の発言かが分からなくなる場合がある。また、紙の資料だけでなく、プロジェクタや大型モニタを利用する場合には、手元に資料が残らないこともある。そんなときに利用したいのが、音声に加えて、周囲360度を撮影できる、会議用の『ミーティングレコーダー MR360』だ。

4つのカメラが周囲360度を撮影会議を漏らさず記録する
録画・録音を同時に行える議事録作成向きのレコーダー。本体周囲360度の画像を一度に録画できる
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キングジムの『ミーティングレコーダー MR360』は、4つのカメラを搭載したボイスレコーダーだ。4つのカメラで周囲360度を撮影しながら、録音するので、会議で誰が発言したかを簡単に確認することができる。

撮影モードには、360度を4分割して録画する「4分割モード」と1つのカメラのみを使用する「シングルモード」のほか、4つのカメラの映像を3秒毎に切り替える「オートモード」の3つが用意されている。同梱されている4GBのSDHCカードを使用する場合、約2時間の録画が可能だ。
搭載しているマイクも無指向性で360度の音声を捉えることが可能なので、会議の参加者の座席位置や設置場所を気にすることなく使用できる。

記録したデータは本体の2.4型液晶モニタで確認できるほか、PCで再生することも可能だ。本体で録音・録画データを確認できるので、会議終了後にすぐに議事録が必要な場合などには便利に利用できるだろう。

Webカメラやスピーカーなど会議を効率化する機能を搭載

『ミーティングレコーダー MR360』はWebカメラとしての機能も搭載しているので、Web会議の多いお客様にもぜひ提案していただきたい。出席者の多いWeb会議でも、同製品を会議机の中心に置くだけで、参加者全員を撮影できる。カメラの撮影範囲を気にしたり、カメラを発言者に向け直すなどの手間がかからないので、会議に集中できるだろう。

また、付属のオーディオケーブルを使うことで、同製品を外部スピーカーとして使用することも可能だ。持ち運ぶ機材が少なくなるのは、プレゼンテーションを行う機会が多い人にとっては嬉しい点だ。
単なる会議の記録であれば、動画を記録しておけばいいが、会議の内容を簡潔にまとめ、何が決まったのかが一目で分かる議事録が無くなることはないだろう。

『ミーティングレコーダー MR360』の導入による議事録作成の効率化を提案していただきたい。

主な仕様
型番 MR360
マイク 形式:コンデンサーマイク、指向性:無指向性、周波数特性:100Hz-10kHz
記録形式 録音:WAV(リニアPCM形式)、録画:AVI(Motion JPEG形式)
記録メディア SDカード:最大2GB、SDHCカード:最大32GB
記録時間 録音:約25時間、録画:約2時間 ※SDHCカード(4GB、同梱)の場合
スピーカー 1W
液晶画面 2.4型TFTカラー液晶、QVGA(320×240dot)
インターフェース USB2.0(miniB)×1、3.5mmミニジャック(入力)×1、3.5mmミニジャック(出力)×1
対応OS Windows8/7/Vista/XP(日本語64/32bit版対応)
外形寸法(W×D×H) 約77×77×220mm(電源オン時)
質量 約485g(バックアップ電池含む)

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