インターネットを介した音声通話には、Web会議や、授業やセミナーの遠隔講義など、ビジネスにさまざまな革新をもたらすとともに、時間や労力を有効活用できる可能性を秘めている。ヤマハの『FLX UC 500』は、そういった用途に最適なコミュニケーションマイクスピーカーだ。高音質のスピーカーと、集音能力に優れる高性能マイクを搭載するほか、双方の音声からエコーを除去するエコーキャンセラーにより、快適な会話を実現できる。

『FLX UC 500』は、米国設備音響業界で知られるRevolabs(レボラブズ)社開発の、高性能マイクとスピーカーを備えたスピーカーフォンだ。PCを利用した、6〜10人程度の中規模Web会議を想定して設計されている。PCとの接続はUSB2.0で行い、デバイス管理は専用ソフトの「FLX UC Device Manager」を使用。ここから、各種Web会議アプリを本体のタッチボタンから直接操作したり、本体の状態確認やログの排出といった操作が可能だ。
スピーカーには、ツィーターとミッドウーファーの2基が搭載されており、ピーク音量93dBの大音量と拡声環境を実現。一般的なWeb会議用スピーカーフォンよりも周波数帯域が広いため、遠隔会議でも音が行き渡りやすく、聞き取りやすい快適なコミュニケーションが可能だ。マイクは本体に4基搭載されており、360度全方向から集音することができる。さらに12kHzまでの広帯域に対応しており、広範囲の集音が可能。会話時に、無理に話者が本体に近づいたり声量を上げたりといった意識をすることなく、自然な形での通話を実現する。
会話を補助する機能として、4基のマイクそれぞれにエコーキャンセラーが搭載されている。通常のマイクスピーカーの場合、スピーカーが再生する通話先の音声をマイクが拾い、エコーやハウリングを発生させてしまう。『FLX UC 500』の場合はこれをしっかりと抑制しつつ、話者の音声をマイクで集音してくれる。このため、相手側の声は聞き取りやすく、自分側の音声もきちんと送信し、快適な会話をすることができる。
操作ボタンもシンプルにまとめられており、直感的で簡単な操作が可能だ。ミュートや音量調整、電話接続/切断ボタンにより、会議の音量調整や接続・切断をワンタッチで実行できる。Web会議や遠隔講義など、さまざまな用途に使える『FLX UC 500』を、ぜひおすすめいただきたい。
型番 | FLX UC 500 |
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対応OS | Windows 8.1(32bit版/64bit版)、Windows 8(32bit版/64bit版)、Windows 7(32bit版/64bit版) Mac OS X 10.10、Mac OS X 10.9 Chrome OS |
外部インターフェイス | USB 2.0 Full Speed ACアダプター接続用コネクター(DC-15V IN) |
最大消費電力 | 15W |
オーディオ | マイク:4個(単一指向性) スピーカー:2個(ツィーター×1個、ミッドウーファー×1個) 音量:最大93dB(0.5m) 周波数帯域:収音:160~12,000Hz、再生:160~20,000Hz 信号処理:適応型エコーキャンセラー、ノイズリダクション |
本体寸法(W×D×H) | 150×150×123mm |
質量 | 1.0kg |