見やすさが約2倍向上した軽量レーザーポインター
キヤノン PR500-RC

説得力があるプレゼンテーションとはどのようなものだろうか。分かりやすいスライドや説明も重要だが、発表者の熱意が伝わらなければ、成功したプレゼンテーションとは評価されないだろう。スクリーンの横でPCを操作しながら行うプレゼンテーションでは熱意は伝わらない。身振り手振りを交え、時には歩きながら説明する姿こそが聴衆に熱意を伝えることができる。そのためには、遠隔でスライド操作ができるポインターが必要だ。

軽量コンパクトで説明者の負担を軽減。約2倍の視認性で聴衆にも優しい
一般的なレッドレーザーより視認性を約2倍向上させたレーザーポインター。長時間の使用でも疲れづらい軽量・コンパクトを実現している。
写真拡大

キヤノンの『PR500-RC』は、プレゼンテーションソフトのワイヤレス操作が可能なレーザーポインターだ。同社従来モデルと比較して、本体の長さは約15%短くなった115mm、乾電池を含む質量は約20%軽くなった53gと、小型・軽量化が施された。電源の単4電池2本を含めてもタマゴ1個分の質量なので、長時間使用する場合でも説明者の負担を軽減できる。

もう一つの改良点は、レーザーの波長をより視認性の高い波長に変更した点だ。一般的なレッドレーザーの650nmに対して、同製品では635nmのレッドレーザーを採用している。人間の目は555nm付近の光を最も強く感じるといわれ、より555nmに近い波長のレーザーを採用することで、同社従来モデルと比較して視認性を約2倍向上させている。見やすいレッドレーザーであれば、聴衆がポインターの示す場所を探す時間も短くなり、プレゼンテーションにより集中することができる。

プレゼンソフトを自由に操作。抗菌仕様で安心して共有使用できる

『PR500-RC』は、PowerPoint、Keynote、Adobe Readerなどを操作することができる「ページ送り」「ページ戻り」ボタンが搭載されている。通信距離は最大20mなので、会場内を歩き回りながらプレゼンテーションを行うことも可能だ。その他にも、スライド表示を一時的に中止して真っ黒な画面にする「ブラックスクリーン」ボタンも搭載しているので、発表者に視線を集中させたい場合などに活用できる。本体に収納できるUSBレシーバーはPCに接続するだけで使用できるので、発表に自分のPCを使用しない場合でも同製品を使用することが可能だ。

本体には抗菌仕様が採用され、会議室の備品などとして多数の人が使用する場合でも快適に利用できる。使い勝手の良いプレゼンツールとして、『PR500-RC』の導入をぜひおすすめいただきたい。

主な仕様
型番 PR500-RC
レーザー仕様 発光部:半導体励起固定レーザー
レーザー波長:635nm
最大出力:1mW(クラス2)
パルス幅:連続波
ビーム径:約8mm(距離5m時)
到達距離:約200m(夜間使用時)
電源 単4形乾電池2本
対応OS Windows 10/8.1/8/7/Vista(SP2以上)
macOS 10.5〜10.12
対応ソフトウェア パワーポイント:PowerPoint 2003以上
Keynote:Keynote6.5以上
PDF:Adobe Reader 10以上※
プレビュー:Mac用プレビュー4.2~9.0※
USB レシーバーサイズ(W×D×H) 14.0×33.8×6.8mm
USB レシーバー重量 2.6g
本体サイズ(W×D×H) 29×115×24mm
本体重量 30g(電池を除く)
53g(電池を含む)

※ スライドショー開始・終了機能をご利用になれません。

→カテゴリ一覧に戻る