新型コロナウイルス感染拡大防止のためだけでなく、働き方改革の一環としても、今までのワークスタイルは大きく変わっていくことだろう。その一つがミーティングであることは疑いがない。さまざまなWeb会議サービスが提供され、これまでWeb会議を利用したことがなかったユーザーが、会議に参加するようになってきた。参加者のストレスにならないスムーズなWeb会議のためには、適切なカメラの選定がポイントになる。

サンワサプライの『CMS-V50BK』は、テレワークやサテライトオフィスとのテレビ会議に適したWebカメラだ。撮像素子にはフルHD(1,920×1,080)に対応したCMOSセンサーを採用しているので、大画面にきれいな映像を出力できる。
注目したいのは、3倍ズームレンズを採用している点だ。前もって予定されていたテレビ会議であれば、事前に資料を共有しておくことも可能だが、ハドルミーティングをはじめとした急な打ち合わせの場合、事前の共有は難しい。また、その場には紙の資料しかなかったり、PCの画面共有機能などを使いこなせない参加者がいたりすることも想定される。しかし、Webカメラで資料を撮影してしまえば、これらの問題はすべて解決できる。手書きの説明図やホワイトボードへの書き込みなども、ズーム撮影することで、すべての参加者とのしっかりした情報共有が可能になる。
また、レンズの視野角は84°と広視野角なので、ズームを使用しない際は、参加者全員の表情を捉えることができる。オートフォーカス機能に加えて、垂直±30°、水平±175°の範囲でカメラの向きをリモコンで調整できるので、発言者にフォーカスして撮影することも可能だ。
『CMS-V50BK』とPCの接続は付属のUSBケーブルを使用し、ドライバーなどのインストールは不要だ。ケーブルには電源補助用のUSB端子が付属しているので、USB給電が不足気味の場合には利用したい。
また、同製品は机の上に置いて使用する以外にも、付属の金具を使用して、天井や壁に取り付けることも可能だ。カメラ用三脚に固定するためのネジ穴も用意されているので、三脚に固定して使用することもできる。接続するUSBケーブルは5mと長めなので、撮影しやすい場所にカメラを、操作しやすい場所に接続するPCを設置できる。
製品名 | CMS-V50BK |
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センサー | 210万画素CMOSセンサー |
センサーサイズ | 1/2.9 |
ズーム倍率 | 光学3倍 |
ビデオ解像度 | 1,920×1,080 1,280×720 640×480 640×360 |
ビデオフォーマット | MJPEG |
レンズ | F1.7-3.0 f=3.3mm-10mm |
画角 | 84° |
最低照度 | 0.1LUX以上 |
消費電力 | 最大500mA |
インターフェイス | USB2.0 USB Aコネクター |
ケーブル長 | 5m |
サイズ(W×D×H) | 180×112×129mm |
重量 | 約550g |