時計機能搭載で賞味期限を簡単印刷できるラベルプリンタ
ブラザー TD-2130NSA

食品への安心、安全への関心が高まる中、食品ラベルには賞味期限や消費期限に加えて、必要に応じて産地や成分などを表示する必要がある。加えて、弁当や惣菜などの加工食品には、多品種に対応したラベルが必要だ。そこで、製造現場の負担を増やすことなく、法令に対応し、消費者に対して必要な情報を提供するラベルプリンタが必要になる。現場のニーズに対応し、同時に業務効率の向上を実現できるラベルプリンタをご紹介する。

選択可能な操作パネルとPCレスで現場の負担削減と効率向上を同時に実現
本体メモリ容量は6MBで、大量のラベルデータを本体に登録可能
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ブラザーの『TD-2130NSA』は、コンパクトな感熱ラベルプリンタだ。ラベルプリンタは、食品、流通、小売、医療など多彩な分野で活用されているが、同製品は特に食品業界に適した機能が搭載されている。

その一つが時計機能だ。日付と時間の自動加算機能が搭載されているので、賞味期限や消費期限を自動的に計算して印字することが可能になっている。弁当や惣菜など、一日に何度も出荷する場合でも、その都度、時間などを入力する必要がないので、業務の効率化だけでなく、入力ミスの防止なども期待できる。

また、操作パネルには数字が並んだ「基本パネル」と、ボタン毎にラベルを登録できる「ワンタッチパネル」の2種類が用意されている。業務内容や作業員のスキルに合わせて操作パネルを選択できることは、作業員と管理者の負担を軽減することにもつながる。

ラベルプリンタはPCで制御するタイプもあるが、このプリンタは6MBのメモリを搭載しているので、本体のみのスタンドアローンでの使用が可能だ。PCの設置スペースがない場合や、PCの操作に不慣れな作業員が使用する場合でも安心だ。

連続発行モードや剥離モードなど現場の使い方に合わせて活用できる現

『TD-2130NSA』は、透過・反射センサ搭載、ドロップイン方式の採用によって、食品業界で一般的な外巻きロールタイプを含む、多彩な感熱ロールに対応している。

また、必要な枚数を一度に印刷する「連続発行モード」に加え、その都度、貼り付け作業を行う際に適した「剥離モード」が用意されていることもうれしい点だ。

さらに、すぐに利用できる128種類のラベルテンプレートと、ラベル作成ソフト「P-touch Editor」が無償で提供されている。これを利用すれば、目的に合ったテンプレートに必要な情報を入力するだけで、すぐにラベルを作成することができる。また、付属の本体設定ツールを利用すれば、ラベルの印刷履歴を確認することもできる。トレーサビリティが要求される製品や、出荷管理などにも利用できる機能なので、ぜひ有効活用を提案していただきたい。

主な仕様
型番 TD-2130NSA
プリント方式 感熱方式
プリント速度 最高:152mm/秒、Li-ion充電池使用時 最高:76mm/秒
プリント解像度 300dpi
最大印字長 1,000mm
最大印字幅 56.0mm
最小印字長 ラベル:6mm、レシート:12mm
対応用紙サイズ 直径(最大):127mm、芯の直径(最小):25.4mm
用紙タイプ プレカット紙ラベル、ファンフォールド紙、レシート用紙
対応OS Windows XP/Vista/7/8、Windows Server 2003/2008/2008 R2/2012
インターフェイス USB Ver.2.0 Full Speed、RS-232C、10/100BASE-TX、IEEE802.11b/g/n(オプション)、Bluetooth Ver.2.0+EDR(Class 2)(オプション)
消費電力 最大:150W以下
外形寸法(W×D×H) 111×268×286mm(液晶ディスプレイ使用時)
質量 2.18kg(Li-ion充電池+充電池ホルダー装着時)

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