無線LAN対応のノートPCやタブレット端末、スマートフォンの普及により、オフィスのネットワークも有線LANから無線LANが主流になりつつある。使用頻度の高いプリンタを無線LAN対応モデルに替えることができれば、モバイル端末を使用する機会の多い業務や業態ほど、生産性を向上できるだろう。特に、個人事業者や小規模事務所など、ユーザが比較的狭い範囲に集中している小規模オフィスでこそ、その効果が期待できる。

ブラザーの『HL-3170CDW』は、小型の筐体ながら、無線LANと自動両面印刷に標準対応した「JUSTIO(ジャスティオ)」シリーズに新しくラインアップされたA4カラーレーザープリンタだ。 片面での印刷速度はカラー、モノクロとも22枚/分で、両面ではいずれも7ページ/分なので、通常業務で使用するのにストレスを感じることはないだろう。 無線LAN対応のプリンタを選択する際にチェックしておきたいのは、スマートフォンやタブレット端末への対応だ。『HL-3170CDW』には、専用のアプリ「Brother iPrint&Scan」が無償で提供されている。iOS端末であれば、アプリをインストールするだけで、書類やウェブページなどを端末から直接印刷することが可能だ。Android端末の場合でも、無線LANルータがあれば、同様の使い勝手を実現できる。
『HL-3170CDW』には、生産性を向上させ、コストと資源の削減を実現するための多彩な機能が搭載されている。
自動両面印刷機能を利用すれば、使用する用紙を半分に減らすことが可能だが、さらにページレイアウト機能を使うことで、用紙コストを1/2から1/8にまで削減することが可能になる。
また、トナーとドラムを分離することで、モノクロ3.7円/枚、カラー17.3円/枚という、低ランニングコストの実現に成功している。
コストと資源の削減では、電力消費量もポイントになる。スリープ時の消費電力を0.6Wに抑えていることに加え、同社独自の低待機電力技術「グリーンスタンバイ」を採用することで、電源オフ時の消費電力を約0.03Wにまで抑えることが可能だ。
型番 | HL-3170CDW |
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プリント方式 | 電子写真方式LEDプリンタ |
ファーストプリント(A4) | (レディー時)カラー:16秒以下、モノクロ:16秒以下 |
プリント速度(A4) | カラー・モノクロ(片面):最高22枚/分 カラー・モノクロ(両面):最高7ページ/分 |
プリント解像度 | 600×600dpi(標準モード)、2,400dpi相当(きれいモード) |
対応OS | Windows 8、Windows 7、Windows Vista、Windows XP/XP Professional x64 Edition Windows Server 2012、Windows Server 2008/2008 R2、Windows Server 2003/2003 x64 Mac OS X 10.8.X/10.7.X/10.6.X/10.6.8 |
最大給紙枚数 | 251枚(標準給紙トレイ250枚+手差し1枚) |
対応用紙サイズ | (標準給紙トレイ)A4、レター、B5、A5、A5(横置き)、B6、A6、はがき (多目的トレイ)幅72~216mm、長さ116~355mm |
用紙種類 | (標準給紙トレイ)普通紙、再生紙、はがき (多目的トレイ)普通紙、再生紙、ラベル紙、コート紙、はがき、封筒 |
インタフェース | Hi-Speed USB2.0、10BASE-T/100BASE-TX、IEEE802.11 b/g/n |
消費電力 | 印刷時:435W以下、ピーク時:990W、スタンバイ時:60W、スリープ時:0.6W |
外形寸法(W×D×H) | 410×465×240mm |
質量 | 17.7kg(消耗品含む) |