オフィスだけでなく、研究開発から製造、物流、小売、医療や教育現場など、ラベルプリンターの活用シーンは幅広い。印刷であれば手書きと異なり、誰でも可読性の高いラベルを作成できる。また、書体やラベルの色を変えることにより、注意を喚起したり、色で素早く製品などを見分けるといった使い方もできる。さらに店頭の新商品をアピールするアテンションシールなどの内製化や、POPの作成など、コスト削減と効率化が可能だ。
カシオ計算機のラベルプリンター『KL-V460』は、46mm幅のテープに対応したラベルプリンターだ。同製品にはさまざまな作業効率化の機能が搭載されており、その1つめが同社従来機(KL-T50)と比較して2倍に引き上げられた印刷速度だ。物流など大量のラベルを印刷する場合には、作業効率に直結する印刷速度の向上は大きな選択のポイントになる。
また、2つめの効率化は入力機能の強化だ。15桁×5行の大型バックライト付き液晶と「ATOK」の採用により、視認性が高く効率的な入力を実現している。ATOKによる効率的な文字変換は、入力の高速化とストレス軽減を同時に実現する。さらに、文字数が多くても全体を把握することができるので、入力ミスなどによる後戻り作業も減らすことができる。
『KL-V460』は幅が3.5mmから46mmまでのテープに対応している。拡大印刷機能を使えば、テープ幅以上の大きさの文字を印刷することも可能だ。46mm幅のテープを4枚貼り合わせることによって、最大180mmの文字を印刷することができるので、案内板や標識などに利用しても遠くから視認できる。
また、46mm幅のテープには最大で10行まで印刷することが可能なので、インデックスや郵便などの宛名シールとしても活用できる。
そのほか、PCと組み合わせることでPCに搭載されている書体を利用したり、画像を印刷することが可能になる。Excelのデータを読み込んで印刷する「差し込み印刷」を利用すれば、製品管理ラベルなども効率的にミスなく作成できる。さらに、ラベルの作成日時を自動で印刷する「タイムスタンプ」機能や、指定された期限を自動計算して印刷する「タイムスパン」機能は、PCレスで使用できる。文書の保管期限や部品の交換時期の表示などに利用したい機能だ。
型番 | KL-V460 |
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キー配列 | JIS |
液晶 | 液晶サイズ:240×80ドット 液晶表示文字数(フリーラベル入力時):15桁×5行 ※1 |
使用テープ幅 | 3.5〜46mm |
印字密度(dpi) | 200×200 |
最大印字行数(使用テープ幅) | 10行(24 / 36 / 46mm幅) |
外形寸法(W×D×H) | 237×235×106.5mm(足の高さ含む) |
質量 | 約1,400g |
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