日常的に使用する書類のほとんどがA4サイズという職場は少なくないだろう。まれにA4サイズ以上で印刷したい場合には、共用の大型複合機で出力し、通常は自席近くの小型プリンターを使用するといった運用を行っているオフィスも珍しくはない。毎日の業務で必要なA4サイズの印刷とコピーだからこそ、コンパクトな筐体でモノクロ・カラーに対応したモデルを、ワークグループごとへの設置として提案していただきたい。

キヤノンの『MF726Cdw』は、スモールオフィスに最適なA4サイズ対応のカラーレーザー複合機だ。タブレット端末やスマートフォンなど、ビジネスツールとして浸透してきたモバイル端末との連携機能が強化されている。iPhone、iPadなどApple製品に搭載されている「AirPrint」からの印刷、Mopria認証Android端末からの印刷、「Google Cloud Print」に対応したアプリケーション経由での印刷などに対応しているので、モバイル端末を日常のビジネスのさまざまなシーンで活用できる。独自アプリケーションの「Canon PRINT Business」も用意されており、モバイル機器のデータや写真の印刷、同製品でスキャンしたデータの取り込みなどもスムーズに行える。また、近距離無線通信技術「NFC」に対応したAndroid端末であれば、同製品にかざすだけで印刷することができる。
モバイル連携強化はこれだけではなく、スマートフォンなどで撮影した画像が台形にゆがんだ際にまっすぐに補正してくれる「台形補正機能」を搭載。ホワイトボードに板書された会議の議事録や、紙で配布された資料などを手軽に撮影し、見やすく印刷することが可能だ。
『MF726Cdw』には、日常のビジネスで必要となる多彩な印刷機能が搭載されている。印刷速度は、ファーストコピーがカラー原稿で17秒、モノクロ原稿で16秒以下、毎分20枚の高速コピーが可能なので、ユーザーを待たせることがない。
また、両面自動印刷に対応していることに加え、ADF(自動原稿送り装置)も両面対応なので、両面印刷されている書類の電子化やコピーも手間をかけずに行える。さらに、複数のページを1枚の用紙に印刷する「2in1」「4in1」機能を搭載しているので、両面印刷と併用することで印刷コストを最大8分の1に低減することも可能になる。これらの機能は、「ページ集約」と「両面コピー」を1つのボタンで設定できる「用紙節約コピーボタン」を使用することで、簡単に利用できる。そのほか、使用頻度の高い用紙サイズや印刷方式などを予め設定できる「定型業務ボタン」が用意されているので、ルーチン作業が多い業務のいっそうの効率化が可能だ。
機種名 | MF726Cdw |
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形式 | デスクトップ |
感光体種類 | OPC |
複写方式 | 間接静電転写方式 |
定着方式 | オンデマンド定着方式 |
給紙容量 | カセット:約250枚(A4普通紙)、約50枚(郵便はがき)、約10枚(封筒) 手差しトレイ:約50枚(A4普通紙)、約10枚(郵便はがき)、約5枚(封筒) |
インターフェイス | USB2.0 Hi-Speed、100Base-TX/10Base-T、IEEE802.11b/g/n |
連続プリント速度※1 | <カラー> 片面:20枚/分、両面:5枚(10ページ)/分 <モノクロ> 片面:20枚/分、両面:5枚(10ページ)/分 |
ファーストプリントタイム※2 | カラー・モノクロ:15秒以下 |
ファーストコピータイム※3 | カラー:17秒以下 モノクロ:16秒以下 |
外形寸法(W×D×H)※4 | 430×484×479mm |
本体重量(トナーカートリッジ含む) | 約31kg |
※1 A4等倍時。普通紙、同一データを連続印刷した場合の速度です(コピーは原稿台使用時)。はがきや小サイズ紙など、用紙の種類・サイズ・送り方向などによっては印刷速度が低下します。また連続印刷時に、複合機本体の温度調整や画質調整のため動作を休止もしくは遅くさせる場合があります。
※2 出力環境によって異なることがあります。
※3 コピー開始から終了までの時間。原稿台使用時。節電モードからの復帰直後と電源投入時を除く。
※4 ADF、操作パネル、排紙トレイ、給紙カセットを閉じた時の寸法。