日常の業務に使用するツールとして、ラベルプリンターの活用範囲は幅広い。ファイルなどのタイトル作成や、備品・文具・工具の収納場所のラベル表示による整理整頓、さらには製品管理や流通管理に役立つラベルの作成と、アイデア次第でさまざまな使い方ができる。手書きよりも可読性が高いため、誤読などによるミスの防止にもつながる。場所を選ばず手軽に使用できる点も、多様なシーンで業務を効率化するためには重要だ。
カシオ計算機の『KL-M50』は、業務の効率化を強力にサポートするラベルプリンターだ。同社従来モデルの「KL-T50/M7」と比較して、印刷品質はそのままで印刷速度が約2倍に向上しており、業務効率を格段にアップさせることができる。PC連携も強化され、PC内の書体や画像の印刷、Excelデータを取り込んだ差し込み印刷など、効率的なラベル作成が可能だ。
同製品には、ラベルを利用するシーンを考慮した便利な機能が搭載されている。オートカッターにはシール部分にのみ切り込みを入れるハーフカット機能を搭載。台紙から剥がしやすいので、製品番号やバーコードなど、ラベルを大量に使用する場合にも作業効率向上に大きく役立つ。また、縦書きのラベルと横書きのラベルを同時に印刷する機能も搭載されている。ファイルの表紙や背表紙のタイトルなどを作成する際にはぜひとも活用していただきたい。
『KL-M50』の特長として、多彩なラベルテープにも注目したい。特に、新しくラインアップされた「セキュリティテープ」と「油のついている面にもしっかりはれるテープ」は、ラベルプリンターの活用シーンを拡大することは間違いない。「セキュリティテープ」は、剥がした面に「VOID」の文字が残る仕組みになっている。これによって、開封の有無を確認できるなど、機密保持などにも効果的だ。また、「油のついている面にもしっかりはれるテープ」はその名のとおり、工具や機械などの油の付着した面でもしっかりと貼り付けることができるテープだ。工具の管理や機械のメンテナンス、溶剤などの容器の内容表示ミスによる事故の防止などに活用できる。
ユーザーの業務内容に最適なラベルテープと一緒に、『KL-M50』を提案していただきたい。
型番 | KL-M50 |
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キー配列 | JIS |
液晶 | 【メイン液晶サイズ】128×64ドット 【メイン液晶表示文字数】8桁×4行※1 |
使用テープ幅(ミリ) | 3.5ミリ、6ミリ、9ミリ、12ミリ、18ミリ、24ミリ |
印字密度(dpi)※2 | 200×200 |
最大印刷幅(使用テープ幅) | 16ミリ(18ミリ幅)(24ミリ幅) |
最大印字行数(使用テープ幅) | 8行(18ミリ幅)(24ミリ幅) |
書体※3 | ■明朝体、角ゴシック体、丸ゴシック体:対応 ■手書き、ボンジュール、メロディ、パレット、プロデュース:かな/英数 ■ステンシル、ポップ、ボールドスクリプト、ブラックレター:英数 |
文字体 | 標準、太字、立体、白抜、影付、斜め文字 |
テープカット | ハーフカット機能つき オートカッター |
縦横同時印刷 | 対応 |
拡大印刷※4 | 対応 |
フレーム付き印刷(種類)※5 | 65 |
定型文字登録 | 対応 |
連続印刷 | 対応 |
連番印刷 | 対応 |
最大登録文字数 | 約2,000 |
1データ最大入力文字数 | 255 |
動作用電源(電池動作時間)※6 | 付属ACアダプターまたは単3形アルカリ乾電池/充電式ニッケル水素電池×8本(約2巻分)※7 |
大きさ(W×D×H)※8 | 202×212×67.5mm |
質量(電池を除く) | 約840g |
※1 フリーラベル入力時(情報表示1行を含む)。
※2 dpi(dot per inch):1インチ(約25.4mm)あたりのドット数。
※3 テープ幅や入力行数により書体が反映できない場合があります。
※4 対応するテープ幅は機種ごとに異なります。詳しくは商品に同梱されている取扱説明書をご覧ください。
※5 フレーム付き印刷の種類には同一フレームで複数のテープ幅に対応するものが、それぞれ含まれています。
※6 標準印刷条件で印刷した場合。
※7 本機で推奨する充電式ニッケル水素電池はeneloop(エネループ)/充電式EVOLTA(エボルタ)です。
※8 高さは足を含んだサイズです。