新開発のブラックインクで重厚感のある黒の表現を可能にした高画質大判プリンター。コーポレートカラーのプルーフやパッケージデザイン印刷など、プロユースとして活躍する。

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『SC-P5050V』と『SC-P5050G』は、デザイン・グラフィック用途向けのA2対応インクジェットプリンターだ。いずれも10色の「UltraChrome HDXインク」を採用しており、広い色域を実現。『SC-P5050V』はバイオレットインクにより、青・紫方向の色域を拡大。『SC-P5050G』はバイオレットインクの代わりにライトグレーインクを採用し、暗部の細かい階調の変化を忠実に再現可能で、モノクロ印刷で威力を発揮する。いずれもブラックインクは新開発で、用紙の表面付近に定着しやすく、ダイナミックレンジも拡大。従来機よりもさらに重厚感のある黒の表現を可能としている。

従来比2倍の高密度ヘッドの採用により印刷速度を高速化しており、生産性も優秀だ。精度も向上し、より真円に近いドット粒を正確な位置へ着弾。高品位の出力を実現している。自動ノズルチェックシステムにより、印刷品質を安定。オプションの自動測色機を装着すれば、キャリブレーションの省力化や色認証も可能となる。

ユーザビリティも徹底して追求されている。排紙部には紙やクロスなどあらゆるメディアに対応した高速ロータリーカッターを搭載。すばやい用紙カットを実現しているほか、耐久性にも優れており、定期的な交換も不要だ。また、用紙のセットについてもワンボタンでOK。自動でモーターが用紙の斜行を調整しつつたるみを巻き取ってくれる。設定された用紙の種類に合わせてかけるテンションを自動に切り替えるなど、ロール紙を適切に使用することが可能だ。そのほか、除電対策やホコリの侵入を防ぐ設計もなされており、安定した稼働を実現している。

デザイン・グラフィック業務を前提として設計されたプロユースのプリンターとして、同製品をぜひおすすめいただきたい。