個人事業主や小規模オフィスの場合、スペースや運用コストの問題で大型のプリンターは導入しにくい。コンパクトかつ、スキャナー機能も備えた複合機が適しているといえる。こうしたニーズに適した製品が、エプソンの『PX-M680F』だ。導入コストが低く、印刷コストもA4カラーで1枚約11.4円と、低コストで運用できる。それでいて印刷速度や耐久性も向上しており、小規模運用に必要十分なプリント環境を構築できる。
『PX-M680F』は、コンパクトなインクジェット複合機だ。使用時の本体サイズは幅425mm、奥行き493mm、高さ249mmで、受付カウンターやデスクまわりなど手狭なスペースにも設置可能。天板がフラットなので、棚などにも置きやすい。
大きな特長はコスト性能だ。A4用紙1枚あたりの印刷コストはカラーで約11.4円、モノクロで約3.2円。電力消費も低く、待機時も含めたトータルの消費電力を示す「TEC値」は0.2kWhを達成と、省エネにも貢献する。大容量インクカートリッジの採用により、1回の交換でカラー600枚、モノクロ1,100枚の出力が可能と、生産性も優秀。インク交換の頻度を抑えられ、印刷作業の停滞を大幅に軽減できる。印刷速度もカラーで10ipm、モノクロで20ipm。スリープ状態からの立ち上がりも早く、カラーで10秒、モノクロならば7秒で出力可能だ。医療関係や店舗といった、少量でプリント頻度の高い業務で力を発揮する。また、自動両面印刷に標準対応しているので、用紙の節約にも貢献してくれる。
ユーザビリティに配慮した設計も特長の1つ。操作パネルにはチルト機構が採用されており、最大90度まで起こすことが可能。店舗のカウンター下やラックの上など、設置場所に応じて操作しやすいよう調整できる。2.7インチの光学式タッチパネルも見やすく、快適な操作感を実現。操作中に次の場面で使用できるボタンだけが光る「ライティングナビ」搭載で、誰が使用しても迷うことなく操作を実行できる。そのほか、紙詰まりなどのトラブルが発生した場合でも、ガイダンス機能で手順をすぐに調べて対応することが可能だ。
必要十分な機能を低コストで運用できる製品なので、SOHOや小規模オフィスといったお客様にぜひ提案していただきたい。
型番 | PX-M680F |
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形式 | デスクトップタイプ |
カラー対応 | フルカラー |
解像度 | 【読み取り】 原稿台:300×600dpi、600×600dpi 自動原稿送り装置:300×300dpi 【書き込み】 600×600dpi、600×1,200dpi |
階調/表現色 | 各色256階調/1,670万色 |
原稿サイズ | シート・ブック共に最大210×297mm(A4) |
用紙サイズ | A4/A5/A6/B5/L判/ハガキ/KGサイズ/2L判/六切 ハイビジョンサイズ/長形3号、4号/洋形1号、2号、3号、4号 |
ファーストコピータイム※1 | モノクロ:7秒 カラー:13秒 |
連続複写速度※2 | モノクロ:17ipm(A4) カラー:9ipm(A4) |
給紙方式/給紙容量※3 |
【用紙カセット1】 (1)普通紙:最大250枚(64g/㎡普通紙使用時) (2)ハガキ:最大50枚 (3)写真用紙:最大20枚 |
電源 | AC100-240V±10%※4、周波数50/60Hz |
消費電力 | 動作時※5:約15W レディー時:約6.3W スリープモード時:約1.2W |
大きさ(W×D×H) | 使用時:425×493×249mm 収納時:425×378×249mm |
質量(本体のみ、消耗品含む) | 約8.7kg |
無償保証期間 | 1年間(持ち込み修理) |
※1 測定基準:ISO/IEC29183、印刷用紙:A4普通紙、印刷品質:標準、印刷開始ボタンを押してから1枚目の印刷が完了し排紙されるまでの時間。印刷原稿によってパフォーマンスが変わります。
※2 測定基準:ISO/IEC29183、印刷用紙:A4普通紙、印刷品質:標準、ISO/IEC29183指定のA4サイズ原稿(4ページ)でページごとの連続複写をそれぞれ行い、30秒以上経過した時点で印刷可能な最低枚数(1枚目を除く)を算出後、1分当たりの連続印刷可能面に平均換算。印刷原稿によってパフォーマンスが変わります。
※3 枚数は紙質、温度、湿度などの環境によって異なります。
※4 付属の電源ケーブルは100V用。
※5 ISO/IEC24712パターンコピー時。