コンパクトさとコスト、生産性を追求したA4カラー機
リコー RICOH SP C261

プリンターの選択のポイントとはどのようなものだろうか、という問いは現代においては正しくない。ユーザーがどのように使いたいか、どんな印刷物をどのくらいの頻度で、どのような端末から印刷したいのか、こそが現在の製品選択のポイントではないだろうか。コストパフォーマンスを追求したいのか、高画質が必要なのか、モバイル端末からの印刷を行いたいのか。まずはユーザーのニーズを明確化することが大切だ。

設置場所を選ばないコンパクトな筐体。カラー、モノクロとも毎分20枚の高速印刷
従来機の機能に加え、Wi-Fi Directを標準搭載したA4カラーレーザープリンター。無償アプリも提供され、スマートデバイスからの出力もすぐに行える。
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リコーの『RICOH SP C261』は、コンパクトな筐体ながらも、高速で低コスト印刷を実現したA4カラーレーザープリンターだ。本体サイズは、幅400mm、奥行き450mm、高さ320mmなので、受付やバックヤードの狭いスペースにも設置することが可能だ。ユーザーが出力紙を取りやすい場所にプリンターを配置することができるので、業務の効率化が期待できる。

印刷速度はカラー、モノクロとも毎分20枚なので、大容量の印刷時でも待ち時間を抑えることが可能だ。また、予熱モード時からのウォームアップタイムは10秒以下、ファーストプリントはカラー、モノクロとも14秒以下なので、印刷頻度が低い場合でも、ユーザーを待たせることなく印刷できる。店舗や倉庫、工場などで、伝票やレシートを印刷する際にも、印刷待ち時間を抑え、顧客満足度や生産性の向上に貢献できる。

無線LANとWi-Fi Directに標準対応。豊富な用紙への印刷で内製化を強化

『RICOH SP C261』の特長として、従来機能に加えて標準でWi-Fi Direct機能に対応し、ネットワーク機能とスマートデバイスへの対応力が強化された点にも注目したい。タブレット端末などと直接無線LANで接続して印刷できるほか、アクセスポイントを経由して印刷することも可能だ。無償で提供されている印刷ソリューションの「RICOH カンタン入出力」を利用すれば、より手間をかけずに印刷ネットワークを構築できるだろう。

また、同製品の用紙対応力もチェックしておきたい。最大で820枚の給紙が可能なほか、160g/㎡までの厚紙に印刷することが可能だ。パンフレットやメニューなどを内製化することで、コスト削減効果が期待できる。さらに1ページのデータを最大で9ページに拡大して印刷することができるので、大判のポスター製作も内製化することが可能だ。

さまざまな印刷物の内製化を可能にし、コスト削減と業務効率化が見込める『RICOH SP C261』をぜひ提案していただきたい。

主な仕様
型番 SPC261
対応OS※1 【DDSTプリンタードライバー】
Windows Vista®、Windows®7、Windows®8.1、Windows®10、Windows Server™ 2008、Windows Server™ 2008 R2、Windows Server™ 2012、Windows Server™ 2012 R2、Mac OS X 10.9以降※2
方式 半導体レーザー+乾式1成分電子写真方式
連続プリント速度※3 【カラー・モノクロ】
20枚/分(A4縦送り)、両面印刷時:12ページ/分(A4縦送り)
ファーストプリント※4 【カラー・モノクロ】
14秒以下(標準トレイにてA4縦送り印刷時)
解像度 9,600dpi相当×600dpi/2,400dpi相当×600dpi/600×600dpi
階調 各色256階調、1,670万色
用紙厚 【標準】
給紙/手差しトレイ:60~160g/㎡(52~138kg)

【オプション】
増設トレイ:60~105g/㎡(52~90kg)
電源 100V±10%、50/60Hz±3Hz
消費電力 最大:1,300W以下、予熱モード時:60W以下、省エネモード時:2.0W以下
使用環境※5 【使用時環境】
温度:10~32℃、湿度:15~80%(非結露)

【非使用時環境】
温度:5~35℃、湿度:10~80%(非結露)
寸法(W×D×H) 【標準】
400×450×320mm

【オプション装着時】
400×450×445mm(増設トレイ追加時)
質量 約23.8kg(本体のみ、消耗品を含む)

※1 対応OSの最新情報は、メーカーサイトをご覧ください。

※2 PostScriptには対応しておりません。

※3 画像調整のため、連続出力を中断することがあります。印刷条件により速度が低下することがあります。

※4 データ処理終了から排紙完了までの時間。

※5 使用時直前の環境の温度、湿度、マシン内部が設置環境になじむまで、使用される用紙の品質によっては印字品質の低下を招く場合があります。

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