写真は『QL-800』。ブラザー初の黒と赤2色同時印字を実現した感熱ラベルプリンター。ラベル作成ソフトも同梱され、パソコン上からすぐにラベルの情報を入力できる。

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『QL-820NWB』と『QL-800』は、62mm幅対応の感熱ラベルプリンター。それぞれ毎秒176mm/148mmの高速印刷を実現し、宛名や商品ラベル、バーコードなど幅広い用途に使用できる。大きな特長は、黒と赤の2色同時印刷への対応。注意喚起や食品表示ラベル、特売値札など、強調したい部分を赤で出力することで、インパクトのあるラベル作成が可能となっている。

上位機種の『QL-820NWB』は、さらに高度な機能を搭載。USBやUSBホスト、有線／無線LAN、Bluetoothと、多彩なインターフェイスが標準で利用でき、自由な設置が可能だ。さらにオプションのリチウムイオン充電池バッテリーユニットを装着すれば、持ち運んで使用できる。スマートデバイスからの出力も可能で、ケーブルレスのスマートな現場環境を実現する。そのほか、日付・時間入りラベルの作成も簡単で、テンプレートをあらかじめ本体に転送しておけば、単体で出力可能だ。ハンドラベラーや外注ラベルのように日付を変更する手間も間違いもなく、自動で正確な日付を入れられる。

本体には専用ラベル作成ソフト「P-touch Editor Lite」が内蔵されており、PCに接続するだけで使用可能。わかりやすいインターフェイスでシンプルに操作し、容易にラベルをデザインできる。バーコードや表作成、図の挿入など、実用的な機能で豊かな表現ができ、エクセルファイルを取り込んでの編集も可能だ。さらにアプリケーション開発ツールも無償で提供されており、社内のシステムからラベルプリンターを直接制御して、ラベルを自動発行するといった運用が実現できる。

ラベル用紙はカセットタイプなので、ワンタッチで装着可能とユーザビリティも優秀。容易に印象の強いラベルを作成できる『QL-820NWB』・『QL-800』を、ぜひおすすめいただきたい。