伝票や帳票の出力といったオフィスでの基幹業務、カウンターでの領収書や各種証明書の発行など、大量の出力が必要な場面では、高速出力が可能なプリンターは必要不可欠。キヤノンのA4モノクロレーザープリンター『LBP322i』は、そういったニーズに応える製品だ。出力速度はA4片面で毎分43枚、両面でも毎分36枚と高速。給紙容量は標準でも740枚、オプションの増設で最大2,660枚と、高度な生産性を実現。極力止めずに業務を継続できるだろう。
『LBP322i』は、生産性に優れるA4モノクロレーザープリンターだ。毎分の印刷速度は片面で43枚、両面で36枚と、大量の出力が必要となる基幹業務などに適した性能を備えている。さらに、ファーストプリントも約5.7秒と高速。処方箋や領収書などで使用頻度の高いA5用紙は、毎分65枚も出力できるため、医療現場などの窓口業務もスムーズに処理できる。また、定着器を瞬時に加熱する「オンデマンド定着方式」の採用によりクイックウェイクアップを実現しており、スリープ状態からでも素早く起動し、必要に応じてすぐ使用できる。
給紙容量の多さも特長の一つ。標準でもカセットと手差しトレイで740枚のセットが可能だが、オプションのカセットを追加することで最大4段、2,660枚の大容量給紙が可能となる。カセットごとに異なる用紙やサイズを同時にセットすれば、多様な書類のフォーマットにも対応可能だ。使える用紙も幅広く、1平方メートルあたり60〜199gの用紙坪量に対応。厚紙、はがきや封筒、ラベルなど、幅広い用途に対応できる。
設計もユーザビリティーに配慮されており、メイン画面にはチルト式で見やすいワイドLCDパネルを搭載。トナー交換などの操作手順を、アニメーションとメッセージで分かりやすく伝えてくれる。認証印刷時のパスワード入力や本体のセキュリティ設定なども、テンキーで簡単に行える。
トナーまわりには感光ドラムや現像器、廃トナーボックスなどを一体化した、同社独自のオールインワンカートリッジを採用。前面操作だけでトナー交換や用紙の補充などの対応ができるフロントオペレーションも相まって、メンテナンスの手間を軽減してくれる。幅409mmとコンパクトで設置しやすい省スペース設計なので、狭い場所にも設置でき、オフィスで万能に活用できるだろう。
機種名 | LBP322i |
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プリント方式 | 半導体レーザー+乾式電子写真方式 |
トナー定着方式 | オンデマンド定着方式 |
連続プリント速度(A4)※1 | 【モノクロ】 43枚/分 【両面印刷】 36ページ/分(2ページ:両面表裏1枚) |
ファーストプリント時間(A4)※2 | 5.7秒 |
最大プリント解像度 | 2400dpi相当※3 |
インターフェイス (USB/ネットワーク/拡張スロット) | SB 2.0 Hi-Speed×1 USB 2.0 Host×3 1000Base-T/100Base-TX/10Base-T 拡張スロット×1(SDカード用) |
消費電力 (最大※4/動作時平均/待機時)※5 | 最大:1,250W以下 動作時平均:約570W 最小:約1.2W |
大きさ(W×D×H) | 409×376×275mm |
本体重量(カートリッジを除く) | 約11.5kg |
無償保証期間 | 12ヶ月間(訪問修理) |
※1 普通紙、カセット給紙、同一データを連続印刷した場合の速度です。ハガキや小サイズ紙等、用紙の種類・サイズ・送り方向等によっては印刷スピードが低下します。また連続印刷時に、プリンター本体の温度調整や画質調整のため動作を休止もしくは遅くさせる場合があります。
※2 A4片面印刷の場合。プリンターがデータを受信し始めてから1枚目の排紙が完了するまでの時間。出力環境によって異なる場合があります。
※3 エンジン解像度600dpiにSST(Super Smoothing Technology)や多値処理を行った解像度です。
※4 ISO 7779に基づき測定。ISO 9296に基づく表示騒音放射値LpAm(表示A特性放射音圧レベル(バイスタンダー位置))。
また、Hi-Speed USBインターフェイスはUSB1.1の完全上位互換ですので、パソコン側のインターフェイスがUSBでも接続してご使用いただけます。
※5 電源100V時で本体起動時の瞬間的ピークを除いた時の数値です(本体のみ)。