省スペースと高速化を両立するA4モノクロレーザー複合機
キヤノン MF269dw

伝票や帳票、医療機関における領収書や処方箋といった定型業務では、出力速度とコスト性能に優れるレーザープリンターが有用だ。こうした業務では省スペース性も要求されるため、キヤノンの『MF269dw』のような、コンパクトなモノクロレーザー複合機は特に役立つ。スキャンデータを共有フォルダーへ直接保存できる「SEND Lite」機能もあり、紙文書の共有もスムーズに行える。

コピーもADFも両面対応。快適かつ低コストで使用可能
iPhone/iPadやAndroid端末などのモバイル機器からも、無線LANアクセスポイント経由で画像データやウェブページをプリントできる
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『MF269dw』は、A4対応のモノクロレーザー複合機。1,200dpi×1,200dpiの高精細プリントを実現しており、小さな文字や細い線を美麗に再現する。

大きな特長は占有スペースが幅435mm、奥行き620mm、高さ670mmという省スペース性。在宅勤務や店舗、窓口など、スペースの限られる環境において威力を発揮する。それでいてレーザーならではの高速出力を実現しており、A4用紙1枚の出力スピードは、片面で毎分28枚、両面で17.8枚。ファーストプリントも8.2秒以下と速く、急なニーズにも対応しやすい。

コスト性能も秀逸で、大容量カートリッジ使用時のA4用紙1枚あたりの出力コストは約3.5円。両面コピー機能も両面対応ADFも標準で搭載するほか、コピーにおいては2枚ないし4枚の原稿を1枚に収めるページ集約機能も搭載しており、コストの削減に役立てられる。

スキャンデータをPCレスで管理。「SEND Lite」機能

スキャナーも機能豊富で便利だ。「SEND Lite」は、PCのスキャナードライバーを使わずに同製品単体で原稿をスキャンし、そのままPCレスでデータを送信できる機能。TIFFかPDF、JPEGの各形式で、社内ネットワークの共有フォルダーに保存できる。PDF化のうえメールに添付して送る場合には、50件までの同時送信が可能。社内外でのデータ共有に、定型業務の効率化にと、幅広く活用できる。

スキャンデータはEvernoteやDropboxにアップロードすることもできるので、外出先での閲覧や店舗間の情報共有といった運用も可能だ。操作もメンテナンスも前面から行える設計で、ユーザビリティも優秀。コンパクトで扱いやすい製品として、ぜひおすすめいただきたい。

主な仕様
型番MF269dw
形式デスクトップ
ファーストコピータイム※1(原稿台) 8.2秒
最大プリント解像度※22,400dpi相当
インターフェイスUSB1.1Full・Speed
USB2.0High・Speed
100Base-TX/10Base-T(IEEE 802.3準拠)
IEEE802.11b/g/n
消費電力最大時:1,000W以下
通常スタンバイ時(平均):約5.8W
スリープ時(平均):約1W(有線/無線)
本体寸法(W×D×H)※3390×405×375mm
本体重量(トナーカートリッジ含む)約13.8kg

※1 コピー開始から終了までの時間。原稿台使用時。節電モードからの復帰直後と電源投入後を除く。

※2 Macドライバーは600dpi×600dpiです。

※3 ADF、操作パネル、排紙トレイ、給紙カセットを閉じたときの寸法。

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