新型コロナウイルスの感染拡大は、ワークスタイルの変化を一気に加速した。メールの確認やオンラインミーティングは自宅のPCで問題なく対応できるが、資料の印刷やスキャンで不便を感じている人は少なくない。在宅勤務の約25〜35%の人が、自宅にプリンターがないことに不便を感じているという調査結果もある。コンパクトで機能的なインクジェット複合機は、より効率的に在宅勤務を行う際には必須のツールといえるだろう。
日本HPの『HE ENVY Pro 6420』は、在宅勤務に適したインクジェット複合機だ。本体サイズは幅432.5mm、奥行き361.1mm、高さ174mmで電源アダプターは内蔵されている。スッキリとしたデザインで、Wi-FiでPCと接続すれば、本体と外部をつなぐのは電源コードだけだ。コード類を最小限に抑えているので、掃除の邪魔になりにくいし、必要なときだけ取り出して使用する場合にも簡単にセットできる。また、前面給排紙なので、置き場所に悩むことも少ないだろう。
また、インクシステムは黒・カラー3色一体型を採用し、片方のインクカートリッジだけでも印刷できるシングルカートリッジモードに対応している。オフィスであればインクカートリッジの予備は用意されているだろうが、在宅では、つい買い忘れることも考えられる。同製品であれば、不意のインク切れでコンビニエンスストアに印刷に行くことはない。
『HE ENVY Pro 6420』には、紙資料にかかわる作業を効率化するさまざまな機能が用意されている。ADF(自動原稿送り装置)は複数の資料を効率的にスキャンできるし、自動両面印刷に対応しているので、印刷用紙の節約もできる。
また、スマートフォンとの連携により、スマートフォンで撮影した画像を、スキャンすることなくjpgやPDFファイルにすることが可能だ。送られてきたPDFを印刷するだけのために、PCを起動する必要がないのは、在宅勤務の場合には特に便利に感じるのではないだろうか。
よく使う複数の機能をテンプレート化できる「スマートタスク」機能も用意されている。これは、例えば「印刷したPDFを電子メールに送信、同時にクラウドフォルダに保存」などといった作業工程を、一つのタスクとして登録することで作業の効率化を実現するものだ。PDFを出力して、署名捺印して、スキャンして、電子メールで送付するなどの作業や、遠隔授業の教材作成や提出課題のチェックなど、定型業務がある場合にはぜひ活用していただきたい機能だ。
型番 | HP ENVY Pro 6420 |
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印刷方式 | HPサーマル・インクジェット |
インクシステム | 4色(黒・カラー 3色一体型) |
給排紙方式 | 前面給排紙 |
プリント速度※1 | 【ISO】 モノクロ:約10枚/分 カラー:約7枚/分 【ドラフト】 モノクロ:約20枚/分 カラー:約17枚/分 |
ファーストプリントアウトタイム(A4) | モノクロ:約18秒 カラー:約21秒 |
プリント解像度※2 | 最高 4,800×1,200dpi |
消費電力 | 待機時:4W 省電力モード時:1.7W 電源オフ時:0.1W |
本体外形寸法(W×D×H) | 432.5×361.1×174mm |
重量 | 約6.16kg |
保証期間 | ご購入後1年間(消耗品は除く) |
※1 プリント速度はISO/IEC24734で測定。
※2 コンピューターから最大dpi入力でHP製フォト用紙にプリントする場合の最高解像度