プレゼンテーションの必須ツールとして定着したプロジェクターだが、運用に際しては機器の配置や配線、運搬といった手間がどうしてもかかってしまう。小型でも実用に耐える製品は増えてきているものの、それでも質量はkg単位で、やはり運搬がネックとなってしまう。小さなスペースで、映像を交えて簡単なプレゼンテーションをするのであれば、パナソニックの『LF-PJ525H』のように、軽量かつコンパクトな製品が最適だ。

小型のプロジェクターは日進月歩で進化しており、中規模の会議室での使用に耐える製品も少なくない。しかし打ち合わせスペースやイベント会場などの手狭なスペースでは、なお小型で軽量なほうが有用だ。そこでおすすめしたいのが、パナソニックの小型ビューア『LF-PJ525H』だ。サイズは幅102mm、奥行き60mm、高さ22mmと、コンパクトデジカメ並の小ささ。それでありながら、輝度50ルーメンのプロジェクターとして利用することができる。アルミボディの採用で、質量も約110gとごく軽く、移動時にポケットに入れて持ち運ぶことができ、手狭なスペースでもプレゼンテーションが可能だ。
映像機器との接続はHDMIで行う。このためHDMI出力対応の映像機器や、iOS端末に、ケーブル1本だけで接続できる。HDCPにも対応しているため、BDビデオのように、著作権保護がかかったソースの再生も可能だ。給電がUSBバスパワーである点も大きなメリット。ノートPCや、オプションのモバイル電源とUSB接続するだけで稼働できる。運搬しやすいことに加え、移動後もすぐに設置して使えるため、柔軟な運用が可能となっている。
投影機能も多彩だ。上下反転機能を利用すれば、映像を天井へ投射でき、スクリーンの後方から投射する際に便利な左右反転機能も搭載されている。使い方次第で効果的な演出をすることが可能だ。また、小型ながら静音性にも配慮されており、38dB以下の低騒音設計。打ち合わせスペースで使用する際も周囲への迷惑にならず、映像音声を邪魔しない。
同社ではA4バインダーサイズに折りたためる23インチのモバイルスクリーン『PJ-P52SK』も用意している。『LF-PJ525H』とノートPCと併せて、カバン1つで持ち歩けるため、移動の多い業務に役立つだろう。
製品名 | LF-PJ525H |
---|---|
解像度(DLP) | WVGA(854×480) |
明るさ | 三段階切替:高(50ルーメン)/中(40ルーメン)/低(25ルーメン) |
コントラスト比 | 1,000:1 |
投影角度 | オフセット 100% |
投影サイズ/投影距離 | 10~60インチ/0.37~2.22m |
対応解像度 | 640×480(VGA) 800×600(SVGA) 1,024×768(XGA) 1,280×800(WXGA) 720×480(480p-SD) 1,280×720(720p-HD) 1,920×1,080(1080i-FHD) |
インターフェース | 給電用:USB Type mini B 映像入力用:HDMI Type D(HDCP対応。ただしCEC、オーディオ出力には対応していません) |
外形寸法(W×D×H) | 102×60×22mm |
質量 | 約110g |
消費電力 | ノーマル:322W、エコ:231W、ネットワーク監視時:4.6W、待機時:0.2W |
外形寸法(W×D×H) | 367×375×155mm |
質量 | 約5.6kg |