多彩なシーン・用途で活用できるフラッグシップモデル
キヤノン WUX6000

ビジネスプロジェクターの用途は、会議などのプレゼンテーションや、展示会や店頭でのプロモーション、文教分野以外にも多彩なシーンに広がっている。例えば、建物の外壁に映像を投写するプロジェクションマッピングは、観光イベントとして広く認知されてきている。従来の用途で使用する場合にも、より高精細・高解像度・高輝度が求められる傾向にある。そこで使用するモデルには最上位機種の採用を提案していただきたい。

用途や場所に合わせて最適な投写レンズを選択できる
6,000lmの明るさとWUXGAの高解像度を両立し、大会議室やデジタルサイネージ、プロジェクションマッピングなどさまざまなシーンに対応する
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キヤノンの『WUX6000』は同社「パワープロジェクター」シリーズの最上位モデルのビジネスプロジェクターだ。滑らかな画面を投写できる反射型液晶LCOS(Liquid Crystal on Silicon:エルコス)を搭載し、通常時の輝度は6,000lm、解像度はWUXGA(1,920×1,200画素)だ。明るい場所でも鮮明で高画質の映像を投写することができる。

特徴的なのは、投写レンズが別売りで提供されていることだ。背面から投写する短焦点固定レンズから超望遠ズームレンズまで、5種類の投写レンズがラインアップされており、投写距離は100型画面を投写する場合で1.7mから15mまで対応することが可能だ。店頭などの投写距離が確保できない場合には短焦点固定レンズ、講堂では超望遠ズームレンズなど、プロジェクターを使用する場所に応じて最適なレンズを選択できるので、ムダのない設備投資を実現できる。
また、プロジェクターの設定を記憶できる「ポジションメモリー機能」を使えば、プロジェクターを移動して使用したり、投写先を黒板からスクリーンに変えるといった場合にもワンタッチで切り替えることが可能なので、スマートなプレゼンテーションを演出できる。

マルチ投写や2系統同時投写など多彩な機能が活用シーンを広げる

『WUX6000』に搭載されている豊富な投写機能にも注目しておきたい。「エッジブレンディング」機能は、複数台のプロジェクターで1つの大きな画面を投写する際に活用したい機能だ。投写する画面の重なった部分を指定することで、自動的に画面のつなぎ目を滑らかに調整してくれる。建物の外壁を利用したデジタルサイネージやプロジェクションマッピングなどで威力を発揮するだろう。

また、2系統のデジタル映像を1つの画面に投写できる「Picture by Picture」機能は、授業や講演などで活用できる機能だ。さらに、「NMPJ(ネットワークマルチプロジェクション)」機能を使えば、LAN環境で複数の投写モードを簡単に切り替えることができる。
フラッグシップモデルを活用した、一歩先を行くプレゼンテーション・プロモーションを提案していただきたい。

主な仕様
型番 WUX6000
映像素子 反射型液晶パネル(LCOS)
パネル枚数 3枚
明るさ(標準 / 静音)※1,2 6,000/4,660lm(ランプモード フルパワーの場合)
解像度 1920×1200ドット(WUXGA)
コントラスト比※1 2000:1
投写距離 最大40型~最少600型(1.3m~29m)、16:10 アスペクト時
(100型映像での計算値)
ズーム※1 電動1.5倍(標準レンズ)
フォーカス※1 電動
外形寸法(W×D×H) 380×430×150mm(突起部含まず)
質量 約8.5kg(投写レンズ含まず)

※1 別売の標準ズームレンズ(RS-IL01ST)使用の場合。レンズユニットの種類により異なります
※2 出荷時における本プロジェクターの値を示しており、JIS X 6911:2003 データプロジェクターの仕様書様式に則って記載しています。測定方法、測定条件については付属書2に基づいています。

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