活用スタイルが多彩な電子黒板機能搭載プロジェクター
キヤノン LV-WX300USTi

教育現場では「板書」の重要性が見直されている。プレゼンテーションソフトで作った画面は簡潔で分かりやすい反面、スライド遷移が早くなりがちで、情報過多による学習効率の低下が懸念されるのだ。しかし、いつも使う説明図などを毎回板書するのは効率が悪く、教える側の負担にもなる。そこで活用したいのが、電子黒板(インタラクティブ)機能を搭載したプロジェクターの活用だ。お互いの「いいとこ取り」による、効率的で効果的な授業が実現できる。

投写画面に書き込みながら説明できる。輝度は明るい室内でも鮮明な3,000lm
軽量・コンパクトで、設置の自由度も高いプロジェクター。電子黒板(インタラクティブ)機能で投写面に直接書き込みができる。
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キヤノンの『LV-WX300USTi』は、電子黒板(インタラクティブ)機能を搭載した超短焦点プロジェクターだ。WindowsとMAC OSの両方に対応した専用ソフトウェアを使用することで、投写画面に電子ペンで直接書き込むことが可能になる。授業で電子黒板として活用できることはもちろん、ビジネス分野でも会議やプレゼンテーションを活性化してくれるだろう。

同製品の輝度は3,000lmなので、共有スペースや教室などでも明かりを落とすことなく鮮明な画像を投写することができる。暗い会場では眠気を誘ったり、メモが取りにくかったりするが、同製品を使えばその心配は無用だ。また、プレゼンテーションや授業の内容は動画として記録することも可能なので、通信教育用の教材やプロモーション動画の作成に利用することもできる。

多彩なシーンでの活用を実現する3つの投写スタイルと2つの入力系統

超短焦点モデルである『LV-WX300USTi』は多彩な方法で設置・画像の投写を行うことができる。その1つ目は「壁掛けスタイル」だ。スクリーンの直上から投写できるので、プレゼンターはプロジェクターの光を気にすることなくプレゼンテーションに集中できる。2つめは「据え置きスタイル」だ。超短焦点モデルなので、スクリーンの直近に設置が可能で、狭い場所でも大画面を投写できる。さまざまな場所で使用する場合には便利に利用できるスタイルといえる。3つめは「リア投写スタイル」だ。ショーウィンドウなど、プロモーション用途にぜひ利用したい。また、プロジェクターの設置が難しい公共空間での活用も期待できる。

同製品にはHDMIポートが2つ搭載されている点もチェックしておきたい。PCとデジタルビデオカメラを同時に接続できるので、分かりやすい授業やワークショップなどを実現できるだろう。

主な仕様
型番 LV-WX300USTi
対応OS Windows 8.1/7
Mac OS X 10.10
画素数 1,280×800(WXGA)
表示サイズ、アスペクト比 0.65型、16:10
レンズ投射比 0.35:1※1
光源の種類 超高圧水銀ランプ
使用電力※2 230/200W
明るさ※2※3 3,000/2,500lm
コントラスト比 2300:1
映像サイズ 80-100型
レンズシフト量 75%、固定
外形寸法(W×D×H) 287.5×374.5×122.6mm(突起部含まず)
質量 5kg

※1 87型映像での計算値。
※2 ランプモード フルパワー/省電力の場合。
※3 出荷時における本プロジェクターの値を示しており、JIS X 6911:2003データプロジェクターの仕様書様式に則って記載しています。測定方法、測定条件については付属書2に基づいています。

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