設置の自由度を高めたハイエンドプロジェクター
リコー RICOH PJ WUL6280/WXL6280

大きなホールや会議室、大講堂などでの使用が多かった高輝度のハイエンドプロジェクターが、これまでよりもその活用シーンを広げている。イベントなどでの大規模なプロジェクションマッピングや、建物の天井、壁、床に画像を投射するデジタルサイネージなど、さまざまな現場でハイエンドプロジェクターが活用され始めている。使い勝手のよいプロジェクターに要求されるのが、設置の自由度の高さと、保守体制だ。

上下左右360度チルトフリーと交換レンズで、自由な設置が可能
本体中心にレンズを配置したレンズセンターデザインを採用し、スクリーンセンターに設置位置を決めやすいデザインとなっている。
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リコーの『RICOH PJ WUL6280 / WXL6280』は、同社で初めてレーザー光源を採用したハイエンドプロジェクターだ。『RICOH PJ WUL6280』が2,304,000画素、『RICOH PJ WXL6280』が1,024,000画素であることと、投射距離のわずかな違いを除けば、基本性能はほぼ同等。いずれも6,000lmの高輝度なので、大きな会場でも暗くすることなく鮮明な画像を投射することが可能となっている。

同製品の特長は、上下左右360度チルトフリーで設置可能であることに加え、5種類のオプションレンズと組み合わせることで、自由に設置場所を選択できる点にある。ホールなどでは吊り下げ設置が採用される場合が多いが、プロジェクションマッピングやデジタルサイネージとして利用する場合には、設置場所に制約がある場合も少なくない。そのような場合でも同製品であれば、限られたスペースを活用し、最適なレンズを選択して設置することが可能だ。

充実したサポート体制で、長期間の運用をしっかり保証

プロジェクターを吊り下げ設置する場合、万一の故障や、日々のメンテナンスが難しいという課題がある。しかし、レーザー光源を採用した同製品は、20,000時間のメンテナンスフリーを実現している。プロジェクターのメンテナンスで頻度の多い光源の交換は、実質的に不要なのは嬉しい点だろう。

また、標準で3年間の長期保証がセットになっているほか、設置自体が難しい吊り下げ設置については、オプションの保守サービスで設置から取り外しまでサポートしてくれる。オプション保守にはフルタイムサービスも用意され、日本全国、24時間365日エンジニアが修理・点検に駆けつけてくれるので安心だ。

充実した保守サービスとメンテナンス性、自由度の高い設置性能で活用しやすい『RICOH PJ WUL6280 / WXL6280』を、ぜひおすすめいただきたい。

主な仕様
製品名 RICOH PJ WUL6280(2,304,000画素)
RICOH PJ WXL6280(1,024,000画素)
方式 単板DLP®方式
パネル形状 ■サイズ
 RICOH PJ WUL6280:0.67型
 RICOH PJ WXL6280:0.65型

■アスペクト比
 16:10
出力光束(明るさ)※1 6,000lm
コントラスト比※1 100,000:1
投写画面サイズ 50~300型※2
投写距離 RICOH PJ WUL6280;0.81~35.53m※2
RICOH PJ WXL6280:0.79~34.75m※2
光源 レーザーダイオード
RGB対応信号(アナログ、デジタル) ■リアル解像度
 RICOH PJ WUL6280:WUXGA、FullHD、UXGA、SXGA、WXGA、XGA、SVGA、VGA
 RICOH PJ WXL6280:WXGA、XGA、SVGA、VGA

■圧縮表示
 RICOH PJ WUL6280:ー
 RICOH PJ WXL6280:WUXGA、FullHD、UXGA、SXGA
インターフェイス ■コンピューター入力
 ミニD-sub 15 ピン×1
 BNC端子×1
 HDMI®タイプA×1
 DVI-D×1

■コンピューター出力
 ミニD-sub 15 ピン×1

■USB
 Mini-B×1(メンテナンス用)

■有線LAN
 RJ45(10Base-T/100Base-TX)×1
 HD-BaseT×1

■RS232C
 D-sub 9ピン×1(プロジェクター制御用)
消費電力 ■稼働時
 標準モード:560W、エコモード:340W

■待機時
 通常待機モード:0.5W
電源 100V、50Hz/60Hz
寸法(W×D×H・突起部含まず) 484×509×184mm
質量 約18.0kg(レンズユニット含まず)

※1 出荷時における本製品の全体的な平均値で、JIS X6911:2003データプロジェクターの仕様書様式に則って記載しており、測定方法・測定条件については、附属書に基づいています。
※2 交換用投写レンズを使用した場合の最大値。

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