スマートフォンなどのモバイル端末が普及し、どこにいてもインターネットに接続できる環境が整っている。電話やメール、SNSによるコミュニケーションは日常の一コマだ。しかし、コミュニケーションの基本が「会って話す」ことであるという点は変わらない。その際に活用したいのが、電子黒板だ。会議や教育現場はもちろん、プレゼンテーションなどでも自由に書き込みができる電子黒板を使うことで、より深い理解が可能になる。

リコーの『RICOH Interactive Whiteboard D8400(以下、D8400)』は、インタラクティブな操作を実現する電子黒板だ。画面サイズは84型と大型で、大きな会議室や教室でも使用できる。また、映り込み防止機能が搭載されているので、どの位置からでも画面の内容を視認しやすい。解像度は4Kに対応しているので、高精細な映像や画像を表示できる。また、タッチ機能にも対応しており、最大で10点同時のマルチタッチが可能だ。複数人で同時に書き込むことができるので、会議や授業を効率的な進行をサポートしてくれる。
大きな特長の一つとして、多彩な入出力端子の搭載による、さまざまな外部機器との連携が可能だ。入力端子はDVI-D、HDMI、DisplayPort、VGAが、出力端子はDisplayPortとRS-232Cが用意されている。PCやタブレット端末はもちろんのこと、DVDプレーヤーや書画カメラなどとも接続でき、既存の設備を有効活用できる。連携したPCのキャプチャ—画面をワンボタンで取り込んだり、手書きから図形・スタンプまで描画可能と、電子黒板の基本性能も優秀だ。
『D8400』には、コントローラー搭載モデルも用意されており、さらに活用の幅を広げるさまざまな機能が実装されている。接続したPC画面をワイヤレスで同製品に映し出してディスプレイ上で操作できたり、同期したタブレット端末の画面に描画したものをディスプレイに反映させたりと、まさに双方向のやり取りが可能だ。また、遠隔共有機能により、本社と支社など複数拠点間で情報を共有することができ、さらには双方向で同じ画面への書き込みが可能になる。より突っ込んだ議論を行う際には、うれしい機能といえる。
会議、教育現場、プレゼンテーション用途に加えて、遠隔会議システムとしても『D8400』を提案していただきたい。
商品名 | RICOH Interactive Whiteboard D8400 ※1 |
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液晶パネル |
【画面サイズ】 【有効表示領域】 【表示方式】 【バックライト】 【最大解像度】 【アスペクト比】 【表示色】 【画素ピッチ】 【最大輝度】 【コントラスト比】 【視野角】 【応答速度】 |
タッチパネル | マルチタッチ:最大10点 ※3 保護ガラス:厚さ 約4.0mm |
外部インターフェイス |
【映像入力コネクター】 【映像出力コネクター】 【内蔵スピーカー出力】 【音声入力コネクター】 【音声出力コネクター】 【制御入力コネクター】 【制御出力コネクター】 【USB2.0】 |
使用電源 | 100V(±10%)、50Hz/60Hz |
消費電力 | 使用時消費電力:450W以下(本体のみ) スタンバイ時消費電力:1W以下(本体のみ) |
外形寸法(W×D×H) | 1,935×131×1,134mm |
質量 | 104kg未満 |
本体保証期間 | 1年間無償保証 |
※1 受注生産品となります。
※2 輝度は、入力モードの映像調整の設定などにより変わります。また、輝度は経年により劣化します。一定の輝度を維持するものではありません。
※3 コントローラー装着時は最大1点。
※4 センターコントロール用。