大会議室で使用するような高輝度、高解像度のプロジェクターとして据え付けタイプを使用しているユーザーは多いだろう。しかし、使用頻度が少ない会議室では、費用対効果が低くなってしまう懸念がある。そこで利用したいのが、持ち運びが可能な高出力のプロジェクターだ。使用する場所に移動できるプロジェクターであれば、一台あたりの使用時間を最長化でき、高い費用対効果を実現することが可能になる。
エプソンの『EB-2265U』は同社の「多機能パワーモデル」の最上位に位置づけられるプロジェクターだ。5,500lmの高輝度と、フルハイビジョン以上の解像度である1,920×1,200画素のWUXGAに対応した高解像度は、大会議室のような広い場所で使用しても、はっきりとした映像を投写することができる。注目したいのは、その本体質量だ。一人で運ぶことができる約4.7kgなので、使用する場所に容易に移動することが可能だ。通常は中会議室で使用して、必要に応じて大会議室で使用するといった使い方ができるので、効率的なIT投資が実現できる。
スマートフォンやタブレット端末、ノートPCのスクリーンミラーリングに対応しているので、ワイヤレスで端末の画面を送信・投写できる。スマートフォンやタブレット端末で撮影する映像をリアルタイムで投写することも可能なので、書画カメラを準備する手間も省ける。また、手をかざしてスライドを操作できる「タッチプレゼンター」に対応しており、ノートPCを操作することのなく、スムーズなプレゼンテーションを実現できる。
エプソンの「多機能パワーモデル」にはほかにも多彩なモデルがラインアップされている。『EB-2265U』と同じWUXGAに対応し、輝度が4,200lmの『EB-2245U』、解像度が1,280×800画素(WXGA)の『EB-2165W』『EB-2155W』『EB-2140W』は輝度がそれぞれ、5,500lm、5,000lm、4,200lmだ。解像度が1,024×768画素(XGA)のモデルには、5,500lmの『EB-2065』と4,200lmの『EB-2040』がラインアップされている。いずれも持ち運びが可能な質量で、使用する場所の大きさや目的に合わせたモデルを選択できる。
豊富なオプションも活用シーンを広げるのに役立つ。天吊金具が用意されているので、据え置き型で使用する場合でも設置場所に困らない。収納性に優れた80型スクリーンや書画カメラも用意されている。ユーザーの活用シーンに合わせた組み合わせを提案していただきたい。
型番 | EB-2265U |
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解像度 | WUXGA |
方式 | 3LCD方式(3原色液晶シャッター式投映方式) |
有効光束※1※2(白の明るさ:lm) | 5,500lm |
カラー光束※3(カラーの明るさ:lm) | 5,500lm |
コントラスト比 | 15,000:1※4 |
液晶パネルサイズ(対角:型) | 0.76 |
液晶パネル画素数(横×縦×枚数) | 1,920×1,200×3 |
色再現性 | フルカラー(10億7,000万色)※5 |
電源 | AC 100〜120V/200〜240V ±10% 50/60Hz |
スピーカー | 16W |
消費電力(W)ノーマル/エコ | 450/340 |
本体サイズ(W×D×H) | 377×291×110mm※6 |
質量 | 約4.7kg |
保証期間 | 1年間(代替機お届けサービス) |
※1 出荷時における本製品全体の平均的な値を示しており、JIS X 6911: 2003 データプロジェクターの仕様書様式に則って記載しています。測定方法、測定条件については附属書2に基づいています。
※2 ISO21118:2012の基準で測定しています。
※3 SIDにて規格化されたIDMS(International Display Measurement Standard)15.4に従って、測定しています。
※4 オートアイリス使用時。
※5 アナログ入力以外は1,677万色フルカラー。
※6 突起部含まず。