手のひらサイズ、スピーカー内蔵の小型プロジェクター
リコー RICOH PJ WXC1110

プレゼンテーションにしても、会議にしても、手元の資料を見ながら進めるのでは、参加者の注目は説明者には集まらない。しかし、大きな画面で全員が同じ資料を見ていれば、集中して説明を聞くことができ、テーマに沿った有意義な議論ができるだろう。そこで活用したいのが、持ち運びが便利な小型のプロジェクターだ。短焦点タイプなら、社内の商談コーナーなどの比較的狭いスペースでも使用できる。

手のひらサイズで本体質量は450g。約1mの距離から60型画面を投映
コンパクトで持ち運びやすい軽量ハンディプロジェクター。短焦点型、360度チルトによって、さまざまなシーンでの設置・活用が可能だ。
写真拡大

リコーの『RICOH PJ WXC1110』は、持ち運びに便利な小型プロジェクターだ。突起部を除く本体サイズは幅112.5mm、奥行き105.0mm、高さ40.5mmで手のひらサイズと呼ぶにふさわしい大きさだ。本体質量も約450gなので、持ち運びも大きな負担にはならないだろう。営業車に常備しておけば、急なプレゼンテーションの依頼があっても慌てることはない。

短焦点レンズを採用することで、約1mの距離で60型の大画面投映を可能にした。LED光源により600lmの明るさと40,000:1の高コントラストも実現。商談コーナーなどの比較的狭いスペースでも大画面を利用できるので、説得力のある説明を行える。さらに、LED光源の採用はメンテナンスフリーも両立している。光源寿命は20,000時間なのでランプ交換の必要はない。電源投入後はすぐに投映でき、使用後も冷却が不要なのは、時間のないビジネスパーソンには嬉しい点だ。

活用シーンを大きく広げる、豊富なインターフェイスと自由な設置性

『RICOH PJ WXC1110』には豊富なインターフェイスが搭載されている。映像入力はHDMI、アナログRGB、USB/microSDカードスロットから行える。プレゼンテーションではノートPCやタブレット端末、スマートフォンから投映し、イベント時のデジタルサイネージとして使用する場合にはUSBメモリーやmicroSDカードから投映するといった使い方もできる。同製品は「360度チルトフリー」により、上下左右、どの角度からの投映も可能なので、床や天井を使用したプロモーションを簡単に行える。プロジェクターを縦に設置すれば、縦長のポートレート投映も可能になるので、自由な発想でプロモーションを企画することができる。さらに、本体には1.5Wのスピーカーが内蔵されているので、映像に加えて、音声も活用できる。

営業担当者がお得意様にうかがってプレゼンテーションを行う用途のほか、店頭ディスプレイなどの狭隘スペースを利用したプロモーションなどにも、同製品を提案していただきたい。

主な仕様
商品名 RICOH PJ WXC1110
光源 RGB LED
光源寿命 20,000時間
パネル形状 0.45インチ
アスペクト比 16:10
出力光束(明るさ) 600lm
コントラスト比 40,000:1
RGB対応信号 【リアル解像度】
WXGA(1,280×800)、XGA(1,024×768)、SVGA(800×600)、VGA(640×480)

【圧縮表示】
1,080p(1,920×1,080)、WSXGA(1,600×1,024)、SXGA(1,280×1,024)
内蔵スピーカー 1.5W モノラル
消費電力 【稼動時】
標準モード:65W/エコモード:18W

【待機時】
0.5W以下
動作/保管環境 動作温度:5~40℃
動作湿度:20~80%(結露なし)
保管温度:-20~60℃
保管湿度:20~80%(結露なし)
電源 100~240V 50/60HZ
寸法(W×D×H) 【突起部除く】
112.5×105.0×40.5mm

【突起部含む】
112.5×112.2×57.1mm
質量 約0.45kg

→カテゴリ一覧に戻る